家づくり一問一答

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スイッチボット 意外と ??? です。


スイッチボットというメーカーの配線不要のドアホンを採用しようと思っています。どう思いますか?

結論から言うと「アリ!だと思います」。

なぜか?という部分も含めて今日はお話ししたいと思います。

家づくりの打合せでドアホンやインターホンって
間取りそのものとかキッチンなどの大きな設備と比べると
比較的簡単に決めてしまいますよね。

特にこだわらない…というか、なんとなく標準でついているものでいいかという感じだと思います。

しかし、ここに、実は家づくりについての大事な視点も含まれている気がします。
古い話ですが、かつて私が大手のハウスメーカーに勤めていた時、
その住宅展示場には、リビングに立派な「テレビボード」が造り付けられていました。

家具職人さんが丁寧に創ったいかにも高級感のあるオーダーの造作家具です。
でも今、あの形のテレビはどこにも売っていません。
ブラウン管の時代は終わり、テレビはどんどん大画面に薄くなりました。
結果、大金をかけて創った豪華なテレビボードはその用途には使えなくなって、壊して撤去することになった。
なんとももったいない話です。

ちょっと極端な一例かもしれませんが「住まいに固定された設備」が時代に合わなくなる時の典型的なパターンかと思います。
スイッチボットのドアホンのような製品の何が良いかというと配線工事が不要で、後から自分で簡単に交換できることです。
つまり「家に固定されない設備」ということです。

建築の世界には「スケルトン・インフィル」という考え方があります。
初めて耳にするという方もいらっしゃるかもしれませんが、
要は「家の骨組みとしての箱は長く使い、中身の設備は時代に合わせて入れ替えていく」という考え方です。

家そのものは30年、40年、50年、60年と長く使われていくもの、でも、その一方で設備の進化は速い。
10年前のインターホンと最新のものでは、機能がまるで違います。
カメラの画質、スマホとの連動、録画の機能、遠隔での操作…これからもどんどん変わっていくはずです。
そう考えると、取付位置を固定して、配線を壁の中に埋め込んで交換しにくい状態としてしまうより、
手軽に替えられる製品の方が、長い目で見た時には賢い選択かもしれません。

「安い製品で大丈夫?」という方もいるかもしれません。
正直、高級な機種と比べるとたしかに耐久性に差はあるのかもしれません。
しかし、どうせ10年後に取り替える製品だとしたら、最初から高い物にしておく必要すらないかもしれない。

「今の、現時点の最高を固定してしまうこと」より「これから更新していけること、その余白を残すこと」
こちらのほうが変化の速い時代の家づくりには合っているかもしれません。

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