家づくり一問一答

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パントリーについて考えてみる・・・


新居を計画中です。パントリーが欲しいと思っています。
そんなに大きなお家は造れないのですが、
何に気をつければ使いやすく作れますか?

「パントリー」少し前だと「食品庫」なんて言い方をしていました。

共働きだったりすると、お買い物は週末にまとめてドンと買って来ることになり、
そうなると食材類のストックをしておくスペースが必要ということですね。
ただ現在では防災の観点からも食料や飲料の備蓄が必要だと言われており、
お買い物には頻繁に出掛けるというご家族でもある程度は準備していることが多いです。

日頃の食事の材料は、もちろん調理するキッチンスペースに近い方が便利なのですが、
一方で「備蓄」という目的であればあくまでも緊急時や災害時の為のものなので、
調理をするためのキッチンスペースに特別に近い必要はないのかと思います。
というのも、住まいの1階というのは、どうしてもスペースに限りが有ります。

玄関は当然ながら、その他の水廻り、家族の集うリビングなど、
どうしても一階に無いと困ると「より優先されるべきスペース」が多いからです。
そんな中で食品庫ばかり大きく取ろうとすると全体のバランスが崩れて
かえって暮らしにくい家となってしまいます。

我が家でも多少、防災のための備蓄を行っていますが、キッチンとは別の階にある納戸を利用しています。
場所と同様にパントリーは形状についても検討する必要が有ります。

間取りを検討していると平面的に、つまり上から見た時の面積を
どうしても気にしてしまいがちですが、そして平面的に広いスペースが
取れているといかにも収納力がありそうですが、
食品のような小さな物を整理整頓するには収納スペースの面積そのものよりも、
取り出しやすさも検討しておきたいです。

押し入れの様に奥行きが深くても奥の物は取り出しにくいので、
食器戸棚位の奥行の浅い収納が満遍なく見渡せるような形がお勧めです。
食品類が見つけにくいと、まだ在庫がたくさんあるのに見落として
同じ物を買ってきてしまった…などということにもなりかねません。

また少しお話は変わるかもしれませんが、
ただ漠然と大きなパントリーを造るよりも
「冷凍食品専用のフリーザー」を置くためのスペースを
検討されるご家族も増えています。

特に共働きで、かつ子育て世代のご家族にとって
最近の冷凍食品のバリエーションの豊富さや、クオリティの高さ、
保存料を使わないヘルシーさ、コストの安定性…メリットも多く
不可欠な物になりつつあります。

限られたスペースの中でも、パントリーの最下部が
フリーザーの様なしつらえをすることで使い易く
便利なキッチンを実現されているご家庭も多いです。

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