ちょうど良い家を建てる難しさ 信州での家づくりで思い知る
妻と結婚して早27年 と書くと 会話を交わさなくても
「以心伝心」でお互いに考えていることが伝わりそうですが
現実は「ご飯(お米)どのくらいつける?」と聞かれて
「あ~少しで」と答え ちょうど良い量だと感じたことは
ほぼ有りません(笑)
妻から怒られるのが怖くて書く訳ではありませんが
これは妻が悪い訳ではなく
そもそも伝える側の私がイメージしている「少し」が
毎回違うせいです。
そんなの自分でよそえば良いじゃん!と言われそうですが
おそらく自分でよそっても
実際に食べてみれば「もうちょっと食べたかったな」とか
「ちょっと多かったな」とかきっと感じるはずです。
そもそも 自分ですら分かっていない「ちょうど良い」
そりゃ難しいですよね。
家づくりでも この「ちょうど良い」というのは
難しいテーマとして頻繁に取り上げられます。
一般的には「施主様ご家族のお財布事情」と その「家の規模や性能」との
「バランスが取れている状態」を指すことが多いです。
ご飯の量と一緒で 施主様ご自身でも
これが明確に分かっているケースはまれです。
ただ 家づくりの場合 ご飯と違って 食べ過ぎたからと
胃薬を飲んだり 足りなかったからおかわりしたり できません。
住んでみてから もう少しお金を掛けてでも
広い家にしておきたかったな とか
性能を上げておきたかったな というのも困りますが
ちょっと欲張り過ぎてしまって
良い家なのは間違いないんだけど返済が重過ぎる
というのはもっと困ります。
お客様の家づくりのお手伝いをしていて
この ちょうど良い を一緒に見付けることこそ
家づくりアドバイザーの腕の見せ所だと思います。
「ちょうど良い」家と言ってもらえように
まだまだ精進したいと思う 長野市の工務店アトラスホームの松下でした。
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