マイナス金利解除という事実 住宅営業マンの解釈 施主様の真実
日銀によるマイナス金利解除の話題が賑やかです。
そもそも「マイナス金利」って?念のためおさらいすると・・・
銀行のための銀行である日銀に 市中の銀行がお金を預ける際の金利を
マイナスに設定することです。
預かり料が取られるイメージですね。
それによって銀行が企業への貸し出しや投資に 資金を回すように促し
その結果、経済を活性化させる狙い。
こうした日銀の政策によって ここ最近の住宅ローン金利は
歴史的に見ても 低い水準が続いてきました。
で いま騒がれている通り 日銀がマイナス金利解除を実施したので
「住宅ローンの金利が上がっちゃいます!」と
住宅メーカーの営業マンさん達はここぞとばかり
「だから早く建てましょう!」モードで皆さんをアタック!
でもフツーに考えて「住宅ローン」って
そもそもそういう金利変動のリスクがあるものです。
そのリスクを取らないかわりに
わざわざ安全を買いたい人向けに用意されているのが
フラット35などの超長期固定型住宅ローンですし
変動金利を選択しておきながら まるでリスクの無いような
正常化バイアスがかかっているほうがマズいです。
これまでもリスクは有ったし そのリスクをしっかり認めたうえで
若干余裕のある返済計画を立てたり
万が一の際の保険を検討したり
具体的に繰り上げ返済もシュミレーションしながら
借入額を決めるのが 本来の資金計画です。
そうでなく ただ「低金利だから・・・」と
雰囲気 と 勢い だけで突っ走るほうが問題です。
そんな思考で「借り過ぎ」の方が多かったから
きっと住宅ローン破綻がいまだに減らないんですね。
アトラスホームの施主様ご家族は
住まいが必要だから建てているだけで
金利が低いから建てている訳ではないし
金利が高かろうが 安全な返済計画を立てていれば
過剰に翻弄される必要もないので
バタバタされている方もいらっしゃらないです。
しばらく視聴率が欲しいだけのマスコミや
家を売りたいだけの住宅営業マンは まるで占い師みたいに
無責任に今後のローン金利を予想したりしますが
未来のことは誰にも分からないし
結局 誰も責任は取ってくれません。
当たり前ですけど自分の住まい 自分の人生です。
知らない誰かになんとなく決められて・・・だと
後悔しかねません。お気をつけくださいね。
長野市の工務店アトラスホームFPの松下でした。
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