困った目立ちたがり屋…について長野市の工務店社長が語る
先日、5年ごとに受講の義務が有る
宅地建物取引士の法定講習を受け
新しい取引士証を発行してもらいました。
証明写真に200円もオプション費用を払い
こっそり「男前プラス」(爆!)という
メニューを選んだのに、変わり映えせず
がっかり↓の長野市のアトラスホームの松下です。
そんなことはどうでも良いのですが
この取引士証…かなりの「困ったちゃん」です。
今どき「カードサイズ」といえば
クレジットカードもキャッシュカードも
そして身分証明書となる運転免許証や
健康保険証、さらに肉マイレージカード(!)
だって共通サイズです。
建築士免許もFPライセンスカードも
お財布のカード入れに綺麗に収まるのに
この取引士証だけは若干大きめで
財布のカード入れに収まらないのです。
こういう主張は本当に迷惑です。
こういう個性は本当に不要です。
協調性の無い人と一緒で面倒くさいです。
さてここから少し真面目なお話を…
建築の世界にもこのカードサイズと同じように
「モジュール」といって何かと便利なので
多くの人が共通で使う「基準寸法」があります。
日本の住宅建築だと最も多く使用されるのが
「尺モジュール」です。
910mm(3尺)を基準寸法にして
例えば柱の間隔や壁の長さを
その2分の1の455mm(尺5寸)
その3分の1の303mm(1尺)
その2倍の1820mm(1間)
その3倍の2730mm(1間半)
という具合に寸法を決めていきます。
ちなみに1間(1820㎜)×1間(1820㎜)の
空間の広さのことを1坪と言います。
(畳2枚分の広さですね。念のため。)
こういった基準に基づいて
ドアやサッシといった建材、そして
キッチンやユニットバスなどの設備機器も
商品開発されています。皆が好き勝手に
自由に寸法を決めていたら非効率だからです。
「独自の●●サイズだから空間も広々と…」
という売り文句に踊らされて深く考えずに
採用する人もいらっしゃるようですが
後々メンテナンスなどで手を入れる際に
選択肢が少なかったり…厄介な点もあります。
くれぐれもご注意ください。
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