契約後の建築費「増額」って普通?
「住宅会社を何社か比較検討しています。どの会社もコンセントの数など細かい部分は、請負契約後の詳細仕様打ち合わせで決めると言われました。これって普通のことなんでしょうか?」
結論から言うと、それほど珍しい話ではなく、割と「一般的」な進め方だと思います。
今日はその理由と、それでも気を付けた方がいいポイントをお話したいと思います。
まず、なぜこういう流れになっているか?と言うと…
今の家づくりというのは、本来であればかなり細かな打ち合わせを積み上げる必要があります。
ご質問にあったような・コンセントの数や位置・照明の種類・スイッチの配置・細かな部材の色や柄…
基本的な間取り以外のこういったこと迄すべてを契約前に完璧に決めようとすると相当な時間と労力がかかります。
そして、そこまでやったのに「やっぱり他社で建てることにします」となってしまうと、
建築会社としては、正直なところ、目に見えにくいですがかなりの「経費」が掛かってしまい、経営を圧迫することになります。
そのために多くの建築会社では、
・まずは標準的な仕様でご契約いただき・契約後に詳細を詰める・追加や変更分は後から精算…そんな手法を取っています。
ただし「注意」して頂きたいこともモチロンあります。
それは…「契約後に調整」と一言で言っても、その中身というのは建築会社ごとにかなり異なるということです。
コンセントを例に挙げると、
・そもそも標準で入っている数が極端に少ない
・追加1ヶ所あたりの費用が想定よりも割高だ
・最終的に当初の見立てよりかなり高額になる
こういったケースも、実際にはあるようです。
最近はSNSなどでも「思ったより高くなり予算をオーバーしてしまった…」そんなお声をたくさん見かけます。
なので、契約前に最低限確認しておきたいのは
・標準で何ヶ所くらい入っているのか
・追加すると1ヶ所あたりいくら増額するのか?
・平均的にどのくらい増額になる人が多いのか?
このあたりのことです。これさえ事前に分かっていれば「こんなはずではなかった…」と後悔するリスクは低くできるでしょう。
「契約後に決めること」自体が問題なのではなく、こういう情報が事前にきちんと開示されているか?が大切です。
こういうことができている建築会社であれば、契約後に調整する流れでも大きな問題にはなりにくいはずです。
ひとつの目安として、質問した際に
・具体的に答えてくれるか?・数字で説明してくれるか?・曖昧に濁さないか?
このあたりを見ると、その建築会社のスタンスが見えてきます。
一番大事なのはやはり「情報公開」と「透明性」ですね。
このあたりを押さえておくと、後悔しにくい家づくりができると思います。
すべてを完璧に決める必要はありませんが、見えていない部分は、できるだけ減らしておく。その積み重ねが、満足度につながると思います。




