家づくり一問一答

  1. HOME
  2. 家づくり一問一答
  3. 寒冷地である信州でエアコンの暖房だけで本当に大丈夫?

寒冷地である信州でエアコンの暖房だけで本当に大丈夫?


寒冷地でオール電化住宅の建築を考えています。冬場のことが少々心配なのですが
エアコンの暖房だけで本当に大丈夫なんでしょうか?

今のエアコン 特に「寒冷地仕様のエアコン」は、皆さんが思っている以上にかなり進化しています。
たとえば、厳冬期 外気温がマイナス15℃くらいまで下がっても暖かさをしっかりキープできるのはモチロン 省エネ性能もとても高いです。

一昔前にあった「エアコンは補助暖房」なんていうイメージは 今は だいぶ変わってきました。

もちろん これは 大前提となる 「家そのもの」の「断熱性能」や「気密性能」が高くあってこそ、ということですので「隙間だらけの古いおうち」では こうはいきません。

それからエアコンの使用方法もだいぶ変わってきていると思います。

完全に部屋が冷え切ってしまった状態から急激に 瞬間的に 室温を高くする能力は実際に火を燃やしているストーブや 灯油やガスのファンヒーターには及ばないので
設定温度を低めにしたまま 24時間点けっぱなしするとか、そこまでではないとしても タイマーを上手に使って 実際にその部屋を使う前から暖め始めておく というようなことが必要になります。

また 家そのものの性能だけでなく 間取りも工夫が必要だと思います。
玄関ホールを「風除室」の様に見立てて冷気の入りやすい玄関先だけは 居住スペースとはしっかり区切り、逆に 居住スペースは 可能な限り部屋を細かく仕切らず
開放的な間取りにするのは効果的です。

ちなみに「エアコンだと乾燥しませんか?」というご心配のお声もよく聞かれます。
これは実際のところかなり乾燥しますので、加湿器の使用がマストとなります。

大きめの物を2台くらい使って頂いているご家庭が多いです。大変だなぁと思われるかもしれませんが除湿よりはコントロールしやすいように思います。

その他にも、実は「ちょっとしたコツ」や「気をつけたいポイント」もいくつかあります。
・「真冬の停電対策」として 「防災グッズ」として 「カセットボンベを燃料とできるストーブ」や「だるまストーブ」を用意しておく

・直接 風が吹き出してくることについて苦手だという方はエアコンについている「人よけ」などの機能をうまく使い「風向き」をコントロールする

・燃費向上のためにも1~2ヶ月に1度はフィルターの掃除を行う

・脱衣所などの居室と離れた場所には補助用ヒーターなどの電源を確保しておく
というようなものです。

家づくり一問一答

家づくり一問一答一覧

ブログ

代表ブログ


スタッフブログ


信州ライフ情報