制度に振り回される　と　制度を活用する　の違い

先日「住宅ローン減税　来年度も延長し継続する方向」
というニュースが流れました。

住宅価格が上がり続ける状況で
中古住宅の減税拡充も議論されているようです。

そして「補助金」についても
「みらいエコ住宅2026事業」の概要が発表されました。

名前こそ変わったものの　大まかな点では
今年の「子育てグリーン住宅支援事業」を
踏襲した内容で継続されるようです。

ここ数年の施策を振り返ってみても
1〜2年の差で補助金がガラッと変わってしまうと
既に家を建てた方と、これから建てる方との間に
“極端な不公平” が生まれてしまいます。

「大きな変化なく継続」は自然だと感じました。

で、本題は…こういうニュースが出ると
「じゃあ今が建て時なの！？」という永遠のテーマ。

個人的には違和感が有ります。

理由は「減税」「補助金」に背中を押されて進めた計画ほど
後で「なんか違ったな…」となりやすいと思うからです。

家づくりの主役は「制度」なのではなく
そこで暮らす「ご家族」そのものです。

ただし…どうせ建てるのなら
「使える制度は上手に使ったほうがスマート」なのも事実

「建てる理由」にはしないほうが良いけど、
「建てると決めた人が賢く活用する」なら価値が有る。

そのために私たちも、情報収集・整理・対策をしっかり行い、
施主さまが損をしないようにお手伝いするのが役目です。

制度はあくまで追い風　ご家族の意思こそエンジン
そんな気持ちで、これからも丁寧にサポートしていきたいと思います。

長野市の工務店アトラスホームの松下でした。