LED照明の選び方
マイホームの照明器具について、LED照明は電球の交換が出来ない物が多いと聞きました。光熱費は安くても選ばないほうが良いということでしょうか?もし選ぶならどんな点に注意して選べば良いでしょう?
LED照明はたしかに「器具一体型」と言われる器具が多いです。
電球やランプの「交換」ができないタイプですね。
ただ、だからと言って選ばないほうが良いということではありません。
というのも 皆さまご存じのとおり
LED照明は 従来の電球や蛍光灯と比べて
そもそも長寿命な物ですし
具体的な数字で言うと 通常、一般的な使用環境下では
およそ30,000~50,000時間と言われていて
これは毎日8時間 平均で使用するとして
単純計算すると10年~17年も使えるということになり
LED照明の設置後に これまでの照明器具の感覚で
交換が必要ではないから ということがあるようです。
もちろん、この数字は製品の品質や使用環境、
使用方法などで異なるため、
あくまで一般的な目安としてください。
ちなみに LEDは電極を使用して電気を発光させますが
頻繁な点灯や消灯によって電極が劣化しやすくなりますし
また発光ダイオードは熱に敏感で、やはり頻繁な点灯や消灯は
短時間で急激な温度変化を受けLEDの寿命を短くする原因となり得ます。
もちろん、照明器具の設置場所や使用環境により
仕方がない部分もあるでしょうが
できるだけ頻繁な操作を避けるようにすると
LED照明の寿命をより長く保つことができるそうです。
で、本題ですが 交換のできない一体型の器具と比べると
割高ではありますがLED照明の中にも
ランプ交換ができるタイプの物もありますから
「適材適所」で使い分けるのはいかがでしょう?
例えば使用時間も短く オンオフの切り替えも少ない
寝室や子供部屋や収納の中は一体型でも良いように思いますし
逆に使用時間の長いリビングダイニングや
点灯消灯の頻度の多い廊下や水廻りは
ご心配であれば交換できるタイプを選んでおいても
良いかもしれません。
照明器具に限りませんが
長く暮らしていくマイホームには
メンテンナンスは欠かせません。
先々のことを見据えて
家そのものや 付属する設備機器などについて
交換や修理を想定されていることについては
とても素晴らしいと思います。