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対面式キッチンのメリット・デメリット


新築した友人たちの家のキッチンはほとんどが対面式です。
実家は対面式ではないのですが単に時代の違いのせいでしょうか?
対面式キッチンについてのメリットやデメリットを教えてください。

「料理」は数ある「家事」の中でも多くの時間を使うものです。
そして好き嫌いがはっきり分かれる「家事」でもあります。

「料理」が苦手な方からするとその時間を
出来るだけ短縮したかったり
他のことをしながら行ないたいでしょうし

逆に「料理」が好きな方からすれば他人に邪魔されず、
集中してじっくり行ないたいことでしょう。

本来、キッチンはもちろん料理や片付けのための作業場ですので
実際にお使いになられる方が「料理」という家事をどう捉え
その作業場としてのキッチンに何を求めるのか?が重要です。

ご質問の「対面式キッチンの特徴」としては

もちろん、空間的につながっているので当然ですが
「リビングダイニングとの一体感」が得られることです。

それによってリビングで遊んでいたり、食卓で宿題を行なっていたりする
お子さん達から目を離さずに調理することが出来ます。

子育て世代のご家族が「対面式キッチン」を
希望される理由のほとんどがこれです。

もちろん食事の後の洗い物や片付けをしながら
家族との会話ができたり、一緒にテレビを見るような
団欒に参加できる…という理由も多いです。

また、作った食事を配膳する際に家族の協力があれば、
キッチンから手渡しで配膳できるのも
効率的で人気の理由として挙げられます。

それから来客の際であれば料理や片付けをしながら
ゲストとの会話やおもてなしも同時にできます。

大まかに言うと何か別のことを楽しみ「ながら」
料理や片付けをできるのが対面式キッチンのメリットと言えるでしょう。

逆にデメリットとしてはどんなものがあるのか?

先ほどのメリットの部分で話したとおり
調理や片付けを行なう「作業」を行なうキッチンと
リビングダイニングに一体感があるので

「料理」や「片付け」という「作業」に伴って発生する
「匂い」や「音」が くつろぎや団欒の場であるリビングダイニングにも
流れて、漏れていきやすいということが挙げられます。

そしてリビングダイニングに来客を通す際に
キッチンを見られてしまう「目線が気になる」
ということも挙げられます。

いつもきれいに片付いていれば良いのですが
作業場ですから現実的には食材や調理器具、食器などで
どうしても雑多な感じになり、そのせいで
リビングダイニングまで全体的に片付いてなく見えがちです。

また来客時に調理の盛付けの様子・・・舞台裏ですね。
これを見られてしまうのはプレッシャーだという方も多いです。

このあたりはそのご家族のライフスタイルとして
食事をふるまうような来客が多いのか?これにもよります。

また、これまで何度も「対面式キッチン」と言ってきましたが
その中にもいくつかの種類が存在します。

カウンタータイプ とか

フルフラットタイプ とか

アイランドタイプ とか

ややこしい呼名は覚えなくても良いですが
ワークトップ や シンク や コンロ
こういった実際の料理のスペースが

リビングダイニングに対してどのくらい解放的か?

逆に言うとどのくらい隠せているか?

この程度が少しずつ異なると思ってください。

開放的であればあるほどどの方向・どの位置からも
キッチンにアクセスが可能で1人でなく複数の人が
同時に料理に参加できますので

例えば

・共働きで夫婦一緒に料理をするご家族

・子供がもう大きくて料理を手伝ってくれるご家族

・ホームパーティーなど友人と一緒に料理をするご家族

などには向いていますし、料理をしながら
食事や会話も楽しみやすいです。

そのぶんリビングなど他のスペースから
キッチンが丸見えとなりますので
常に片付いている必要があり片付け上手なご家族には
向いているといえるかもしれません。

いずれにしてもほぼ毎日使うキッチンという「作業場」と
「そこで作業する人の考え方」や「実際の作業の仕方」が
合っていないとストレスも多くなってしまいます。

こんはずじゃなかったのに・・・と思わないためにも
生活感の無いイメージ写真だけで選ぶようなことは避け

まずは実生活の中での「料理」という家事を
新居でどのように行なうのか?
しっかりとシュミレーションしてみてください。

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