建築のルール~天井高さ~
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
家づくりでは間取りや部屋の大きさが気になりますが、実はその部屋で暮らす”快適性”には体感的に「天井高さ」が大きく影響します。
天井の高い家は、開放感があり広々とした印象を持ちますよね。住宅展示場の見学に行って「こんな天井の高い家に住みたい!」と憧れる方は少なくありません。
ですがこの開放感の良さというメリットもあれば、建築費用のアップや冷暖房効率の低下、メンテナンスへの配慮などデメリットもあるので十分に検討の余地があります。
~天井高さの最低限度は?~
天井高さは、床面から天井面までに高さのことです。
建築基準法では「居室の天井高さは2.1m以上」でなければならないと定められています。
ちなみに、廊下や収納やトイレなど居室以外のスペースの天井高さの最低限度は決まっていません。面積が小さい空間では天井は低めに抑えたほうが、バランスも良く”おこもり感”が心地よく感じる方も多いかもしれません。
例えば、LDKの広い空間では天井高を高めに設定し、その他の廊下や書斎などは天井高を低めにして用途に合わせて空間のメリハリをつけると、よりLDKの開放感がUPする効果が得られます。
ただ、ご家族の背の高さや体型によっても感じ方が違いますし、ライフスタイルによっても天井高と快適性のバランスが関係してきますので注意が必要です。
マイホームを検討中の方は間取りとともに、ご家族に合った天井高さを考えてみて下さいね。