ロフトって実際どう???
「ロフトが欲しい」と考えています。
住宅メーカーに伝えると 建築基準法で
天井高や面積には制限が有ると言われました。
それでも小さい子も居るので遊び場として
秘密基地みたいで楽しそうだなぁと
思っているのですが実際のところどうでしょう?
「ロフト」は一般的に屋根裏に在る空間のことで
建築基準法では「小屋裏等収納」と呼びます。
3階建てにするのとは異なり 2階建てと同じ外形の建物の中で
プラスアルファの空間が取れるので
いかにも空間を有効活用しているようにも見えますし
コスト的にも無駄が無いと思われている方も多いようなのですが
実際には ロフト部分まで登っていくための専用のはしごを用意したり
もしくはしっかり固定階段を設置したりする費用も追加で必要となります。
また、一般的な天井面ではなく
屋根面で断熱をすることとなりますので
もちろん「より難しい工事」も必要になりますし
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そして いくら屋根裏とはいえ ある程度の造作や
仕上げは必要ですから やはり それなりの工事費を要します。
また 住宅メーカーからあったという説明の通り 実際に
「高さは1.4m未満」「広さは2階床面積の1/2以下」
という建築基準法の制限があるので
どういった目的で?実際どのように使うのか?
について しっかりシュミレーションしておきましょう。
先述の通り そこそこの費用を投じたのに使いづらくて
その結果 たいして活躍しなかった…ということでは
もったいないですからね。
例えば「収納」をメインの目的として
ロフトを計画するケースもありますが
そもそも はしご では 大きな荷物 や 重量のある荷物
の上げ下ろしはかなり大変ですし 危険でもあります。
また 先ほどお伝えした通り
しっかりした固定階段を設置するのであれば
そのぶんのスペースもさらに必要となりますし
工事費ももちろん掛かりますので であれば いっそのこと
その費用を平面的に増床するほうに掛ける
そのほうが実際に使いやすい間取りになる
ケースも多いです。
もちろん土地価格の高い都市圏などで
少しでも収納スペースや 有効活用できる部屋を増やすため
縦方向に家を伸ばしていかなければならない
ケースでは かなり効果的な訳ですが
正直なところ 信州の場合 そこまで敷地条件が厳しい
ということはあまり多くないです。
ご質問者様のように「実用性」というよりは
あくまで「隠れ家的」な 楽しそうな空間づくりが
「目的」であれば あとは費用的に
無理の無い範囲なのであれば良いかと思います。