
「家も熱中症に!?」夏バテ知らずの家づくり大作戦!
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
梅雨に入ったばかりというのに、毎日「熱中症に注意!」という声を聞かない日はありません。
私たちは帽子をかぶったり、水分を摂ったりと対策を講じますが、実は家も同じように「熱中症対策」が非常に重要なのをご存知でしょうか?
今回は、皆さんが日常的に行っている熱中症対策を「家」に見立て、住まいが果たす役割を分かりやすくご紹介します。
~人の「熱中症対策」を「家」に置き換えてみよう!~
体の熱中症対策を家の部位や性能に置き換えて考えてみると「家」が少しだけ面白くなります!
◆「帽子をかぶる」=「屋根の庇(ひさし)や軒(のき)」
ギラギラ太陽、頭を守るには帽子が必須ですよね?家にとっての帽子は「屋根の庇や軒」です!
これらがしっかりと出ている家は、窓や外壁に直射日光が当たるのを防ぎ、家全体がオーバーヒートするのを防いでくれます。
昔ながらの深い軒は、まさに理にかなった日よけの役割を果たしていたのです。
◆「長袖で肌を守る」=「断熱性の高い外壁と日射遮蔽型ガラス」
紫外線や暑さから肌を守る長袖は、家では断熱材をしっかり入れた「外壁と日射遮蔽型ガラス」がその役割を担います。
断熱材はまるで高性能な長袖インナー!外からの熱を遮断し、涼しい空気を閉じ込めます。
Low-Eガラスなどの日射遮蔽型ガラスは、UVカット機能付きのサングラスのようなもの。有害な紫外線や熱をカットしながら、明るさは確保します。
家の「皮膚」を守ることで、室内の快適性が格段にアップします!
◆「通気性の良い肌着を着る」=「通気工法」
汗でベタつく肌に不向きな通気性の悪い肌着のように、家も壁の中に湿気がこもるのは大敵です。
これを活躍するのが「通気工法」です。外壁と建物の間に空気の通り道を作ることで、まるでサラサラの肌着のように壁内部の湿気を外部へ排出します。
これにより、壁内の結露やカビの発生を抑え、構造材を長持ちさせる効果がある、まさに家の「快適インナー」ですね!
◆「こまめな水分補給」=「計画換気とエアコンでの湿度調整」
喉が渇く前に水分補給!これが熱中症対策の鉄則ですが、こまめな水分補給はお家の中の「空気の巡り」に例えられます。
そこで活躍するのが「計画換気(24時間換気)とエアコン」の湿度調整機能です。
24時間換気システムは常に新鮮な空気を家中に届け、エアコンの除湿機能は体内の水分バランスを整えるように、室内の湿度を快適に保ってくれる優れものです。
◆「涼しい場所で休憩する」=「高気密・高断熱性能」
体温が上がりすぎた際に涼しい場所で休憩するのと同様に、家全体を外の暑さから守るのが「高気密・高断熱性能」です。
高い気密性と断熱性を持つ家は、外気温の影響を受けにくく、一度冷やした空気を逃がしません。
冷房効率が向上し、光熱費の削減にも繋がり、家全体が「涼しい休憩所」となるのです。
~快適な家で、今年の夏も元気に乗り切ろう!~
普段の熱中症対策をお家に置き換えてみると、その役割がより具体的に感じられたのではないでしょうか。
私たちアトラスホームは、お客様が一年中快適に過ごせるよう、住まいの性能を総合的に考えて設計・施工しています。
今年の夏は、ご自身の体だけでなく「家の熱中症対策」にも意識を向けてみてください。
きっと、より快適で健康的な毎日が待っているはずです。
家づくりやリフォームなど、夏の暑さ対策についてお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。