信州で建てる「住まいの規模」どうあるべき?
夫婦と子供二人(現在幼児と乳児です)の核家族が済む家づくりを検討しています。インターネットで間取りを見て勉強してますが床面積で30坪前後 部屋数で3LDKというものが多いようですが これで十分なのでしょうか?
住まいの広さと部屋数についてのご質問ですね。
前提となるご質問者様のご家族構成について
教えて頂きましたが
これはあくまで「いま現在」のことですね。
これが
将来 変化する
たとえば
今は別で暮らしている親御さんを
呼び寄せるつもりがあるのなら
当然そのための部屋もさらに必要になりますから
住まいの規模も部屋数も変わるはずです。
逆に 下のお子さんが18歳になるまでを
一般的にはこの期間を「子育て期」と言いますが
その後 お子さんたちは巣立って行くのなら
ほぼ使わなくなる部屋がうまれます。
たとえば 車の購入を検討する時にも
子育て期にはスポーツカーよりコンパクトカーよりも
ちょっと大きめのワンボックスカーが欲しい!と多くの方が考えます。
それは…家族揃ってのお出掛けが多くなったり
それなりに持って行く荷物も多くなったりる…という理由でしょうが
これをマイホームに置き換えるとお子さんが大きくなってきて
衣類をはじめとする家財も増えてきて手狭だから
そして
子供たちに自分の部屋(スペース)を与えてあげたいから
そんな動機から家づくりを
スタートさせるご家族は非常に多いです。
ただ車と住まいが異なるのは 車は「子育て期」が終われば
小さな車 や 少し趣味性の高いスポーツカーなどに
また乗り換える ことも出来るのに対し
一度 建てた家を 住み替える
(これは建てた家を売却して別の家を買う)ことや
増築 その逆の減築 そして改築 するのは
さほど容易なことではありません。
「子育て期」よりも 実はその後の人生のほうが
圧倒的に長いですから
今現在のことだけでなく 先々のことも考えながら
間取りづくりを進める必要があります
子育てが終わり ご夫婦お二人で暮らしていく時期に
あまり大きな家は 掃除やメンテというお手入れの
手間も 費用も それなりに多く必要になります
そして もちろん 固定資産税も
面積に応じて大きな家ほど高くなります。
この2つのことは覚悟をしておいて下さい。
もうひとつは 先ほどあげた例に挙げたように
親御さんを呼び寄せ 同居するようなおつもりが
無かったとしても
1階に LDK+水廻り という基本ユニットだけでなく
もう一部屋を準備しておけると
老後を迎えた自分たちが そのお部屋を
寝室として使い 1階だけで暮らすことにも対応出来ます。
もちろん いくら 予め想定しておいたところで
結果は その通りになるとは限らないのですが
想定さえしていなかった場合には やはり
どうしても 後悔 が大きくなりがちです。
どうなるかは分からないのだけれども
さまざまなパターンの未来をシミュレーションしてみること
それ自体が とても大事です。