「ローコスト住宅」を検討するなら・・・
「大手ハウスメーカーの家は
とても手が届かないと分かり、現在ローコスト住宅を
検討しています。何に気を付けたら良いですか?」
「ちなみにアトラスホームは自分たちが造る家を
「ローコスト住宅」だとは思っていません。
「適正価格の家」だと思っています。
で、いわゆる「ローコスト住宅」と呼ばれる会社は
大きく2つに分類できると思います。
◆本当に価格は安いが品質や性能も低い会社
◆広告上だけは価格が安いが最終的には安くない会社
でも、いきなりこう言い切ると反論もあるだろうと
思います。その根拠を解説しますね。
この2種類のローコスト住宅の会社には共通点があります。
家そのものとは関係無いものに相当なお金が掛かっている
ということです。
まずは「広告費」です。どちらもテレビやラジオや
WEBでのCMをかなり行なっています。
その証拠に皆さんは「会社の名前」自体を
大手ハウスメーカー並みに知っているはずです。
次に「展示場経費」です。大手ハウスメーカーの様に
総合住宅展示場に出展していなくても
利便性の良い国道沿いの広大な敷地に
自社の展示場を構えているはずです。
その証拠に皆さんは「会社の存在」を認知しているはずです。
皆さんに会社のことを知ってもらうために
「広告費」も、そして「展示場経費」も
大手ハウスメーカー並みに掛けているということになります。
大手ハウスメーカーについては家自体の価格も
それなりに高額ですから、そういった「経費」を
会社が出せるのは理解できますが
では、なぜ「ローコスト住宅」で
そんなことが出来るのでしょうか?
ということで、改めて先ほどの答えを違う言い方で言いますと
◆建物(工事)の質や性能を落としてるから
◆追加費用の上乗せが多く最終的に安くないからです。
ということでどう注意したらいいか?ですが
たしかに価格は安いが建物(工事)の
質や性能を落としているのでは?という会社については
■建築している途中の家を見せて!
■現場で実際に働く職人に話を聞かせて!
と言うことが有効です。
現場は整理整頓されているか?資材は大切に扱われているのか?
養生がされているのか?人間が現場で造るものですので
どんな人がどんな心持ちで工事をするか?によって
家の出来上がりは変わります。
だから同じビスを一本打つにも同じ断熱材を固定するにも
その会社の「標準施工方法」が決められていて
それを守るべく現場管理は行なわれます。
もしこういうものが守られなければ、いくら良い材料を使っても、
厳密に言えば机上の設計通りの性能値が出ません。
それらがきちんと守られている現場なのか?を確認すべきですね。
大量の「同じ物」を「決まった流れ」で「完璧に管理された工場」で
製造される自動車や家電製品と住まいは異なります。
すべて異なる間取り、様々な材料、そして天候などに
左右される屋外の現場・・・
雨も降れば風も吹く…そこで精度の高い工事を
行なうのは皆様が思うほど簡単ではありません。
質の低いただの「安かろう悪かろう」のローコスト住宅は
この辺りが非常に甘いです。そして、それを自覚しているので
工事中の現場(裏舞台)をあまり見せたがらないはずです。
ひとつの目安にされてもいいかもしれませんね。
次に追加費用が多く最終的には安くない会社です。
こちらに対してはもう少しカンタンです。
最終価格が出るまでは一切「契約行為」は行なわないよ
と言うことです。
全ての打ち合わせを終えて、最終図と最終見積もりが
出てから契約すれば良いだけ。
ただ、もちろん、そういう会社は「最終金額はそこそこになってしまう」
ことをやはり自覚していますので、つまり確信犯ですから、
口八丁手八丁で「とりあえず契約」を促します。
●●キャンペーンなどはその典型です。
私は家づくりには「入口の価格」と「出口の価格」と
2種類の価格があると勉強しました。私は出口の価格を把握してからでないと
契約行為を行なうつもりがないですが、その進め方で良いですよね?
と、あらかじめ宣言してみましょう。
それでは困るとか、嫌だという会社はおそらく打ち合わせでの
追加・増工ばかりの会社です。関わらない方があなたの為です。
以上、非常にカンタンでしたが
いわゆる「ローコスト住宅」と言われている会社と
家づくりを検討する時の注意点をお伝えしました。