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天井の高い家に憧れる・・・という皆さまへ


TVを見ていたら天井が高い!という
大手住宅メーカーのコマーシャルを目にしました。
やはり天井が高い空間には憧れます。
地元工務店さんが建てる家でも可能でしょうか?

自由設計なので、もちろん可能です。

ただ「より合理的な、より効率的な」住まいづくりを目ざし
アトラスホームでは標準天井高をあらかじめ決めてあります。

で、ご家族の皆さん背が高かったり…と
天井がより高い家が必要な時には特別に対応しています。

特別といっても、これは、さほど難しいことではありません。

コスト的にも、材料費は僅か増えますが、
驚くほどではありません。

逆も然りで、通常よりも少し低い天井高の住まいを
かつて建てさせて頂いたことも有りますが、
大きなコストダウンには繋がりませんでした。

ただ、ここで言っているコストとは
あくまでイニシャルコスト…
つまり新築する際の建築費に限った話です。

生活してからのランニングコスト(主に冷暖房費ですが)も、
家の体積が数%増減しますので変わってきます。

天井が高ければ、少し余計にかかり天井が低ければ、
少し省エネになるでしょう。

コストについてはそんなところですが

実は天井の高い空間を造れば
自動的に広々と感じる訳ではないので
ご注意ください。

人間には目の錯覚があります。

それをうまく利用すれば
実際には高くなくても、
体感として高く感じさせることが出来るし

逆に間違って使えば実際に高い天井高も
そう感じられないこともあります。

例えば・・・

まずは、お部屋の面積も関係します。
大手ハウスメーカーの展示場のリビングのように
とても広い空間なら良いのですが

フツーのお客様宅の現実的な広さのリビングで
天井の高さだけが特別に高いと
縦横の比率(バランス)がおかしくて
逆に部屋が狭く感じられることすらあります。

あとは「廻縁」という壁と天井を見切る部材が無いだけで施主天ヶ
天井面が繋がってみえるので視線が途切れず、
それによって高さを感じられます。

色も大事です。天井面を明るく彩度も高い色で
仕上げれば圧迫感が減り天井は高く感じられます。

逆にすれば…低く感じることになります。

それと…設計手法としては

広がりを感じさせたい部分(例えばリビング)以外
(例えば玄関とか廊下とかダイニング)の天井を
わざと低く造ることでリビングを高く感じさせる

という方法も有ります。

実際の「数値」では表わされない
生身の人間である施主様が快適だと感じる
「感覚」のほうが大事だと思います。

実際の高さ、広さ、低さ、狭さと

高く感じる、広く感じる低く感じる、狭く感じる

ということはイコールではないということです。

難しいところですが、だから面白いとも言えます。

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