「和室」って必要?
最近新築した友達の家を見せてもらうと
和室が無い家も多いのですが何か理由がありますか?
和室って要らないですか?
たしかに最近は和室の無い家も増えていますね。
着る物や食事などもそうですが
我々日本人の生活様式が欧米化した結果
住まいも変化してきた訳です。
で、和室が要るか?というご質問ですが
これは「お好み」で結構です。
以上!ということで終わってしまいますので
今日はせっかくですから
和室のメリットとデメリットについて
ご説明させて頂きます。
メリットはきっと皆さんも
ご理解されていると思います。
温泉旅館の和室の客室を
イメージしてもらうと
おわかりになるかと思いますが
チェックインの後
お部屋に入るとお茶菓子が
置いてあってくつろげるし
お風呂の後は
そこでお食事もできるし
そして夜にはそこに布団を敷いて
おやすみになることが出来ます。
つまりひとつの部屋が
応接、食堂、寝室として
さまざまな用途に使える
これが和室の最大のメリットだと思います。
フローリングの上に直に布団を敷くと
固くて快適とは言えませんが
タタミはやわらかいですから
もし新しいマイホームに泊まっていく
宿泊する来客を想定するのであれば
和室はとても重宝します。
逆にデメリットは
障子とか襖は洋室用の建具と比べると
どちらといえば痛みやすく
メンテナンスも余計に必要になります。
そして敷いてある畳に関しても
もしかすると表替えなどが
面倒に感じられるかもしれません。
また、予算から逆算して
限られた面積の中で家づくり
間取りづくりをしなければならない場合
和室を取った分だけリビングダイニングを
コンパクトに設計しなければなりません。
すると当然のことなんですが
マイホームのひとつの夢である
大きなダイニングテーブルや
大きなソファセットを置くことが
難しくなるかもしれません。
この「メンテナンスの大変さ」
「リビングダイニングの狭さ」
という2点が原因となって
最近は和室の無い間取りの
お宅も多くなっていると
考えることが出来ます。
ここ最近では冠婚葬祭などを
家で行なう方もいませんし
お仏壇でさえ洋室向けに作られた
家具調のコンパクトな物もあります。
和室が無くて何か困るということは
新しい生活ではまずありませんので
お好みで良いですよ!ということです。