
「家」と「家族」と「しあわせ」と 考える機会にご活用ください
認知症の母がお世話になっている介護施設に
月に1度くらいしか私は顔を出せていません。
理由は…「仕事も忙しく、県外で遠いから」だけではないですね。
実の息子が来たところで分からない…だから喜ぶわけでもない…
そんな母に対峙するのは気が進まないことも正直あります。
それでも母に会いたがる父を送迎するため
そして両親がいなければ今の自分も存在しないんだから…
という感覚が自分の中に在るのもまた事実なので
それくらいのペースですが逢いに行っている感じです。
その介護施設、物理的な段差はモチロン無いですが
それだけでなく廊下もトイレもすべての場所に温度差もありません。
もちろんセキュリティもしっかりした
まさに超「快適」で超「安全」な居場所です。
さらに優しくて一生懸命な職員の皆さんに面倒を見てもらえて
至れり尽くせりで不自由も無い。でも、だからと言って
母やそこに入居しているお年寄りたちが
本当に「しあわせ」なの?と聞かれたら…私は即答できません。
快適で安全で便利な「場所」や「家」があったからといって
すべてが解決される訳ではないです。
家を建てることを生業にしている人間が
言うべきではないかもしれませんが
家そのものが解決できる問題なんてそんなに多くないし
人生はそんなに単純じゃないと思います。
それでもご家族とのしあわせな時間の舞台としての
「家」づくりに真剣に向き合う施主さまがいらっしゃるのも
これまた事実。だから可能な限り私たちはそんな施主さまの
お役に立ちたいと考えます。
そして実例を体感できる信州での
「完成現場見学会」の開催はその最たる物だと思っています。
只今ご予約受付中ですが、今回はいわゆる「二世帯住宅」が
ご覧頂けます。親御さんのこと、お子さんのこと、家族のこと
そして家族のしあわせについて、考える機会としてご活用ください。
長野市の工務店アトラスホーム代表の松下でした。
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