信州のみならず全国の家づくりで何よりも優先されるべきこと・・・
台風19号の大きすぎる傷あとを
目に当たりにし、工務店経営者として
ここ1週間、色々と考えさせられました。
建築中現場への事前の、万全の養生は
当然のこととして行ないましたが
それでもわずかな被害を受けました。
自然の猛威に対して「最悪の事態」を
どの程度まで設定しおくべきなのか?
改めて考えさせられました。
また、お住まい頂いているOB様宅は
床上浸水、床下浸水、停電…など
かなりの被害がございました。
これらについては「建築計画」自体が
影響することはほぼ無いと感じました。
逆に「建築敷地」の所在地によって
その明暗がハッキリと分かれていました。
もちろん先祖代々の土地でのご計画や
ご親族の土地でのご計画など住む場所を
ご自分達で決められない「家づくり」もあります。
その一方で「土地から購入するご計画」の場合は、
住む場所をご自分達で自由に選択することができます。
その選択の際に、ご家族ごとに
「基準とするもの」があるはずです。
たとえば土地の価格、交通・買い物などの利便性、
小中学校区、眺望・環境など
何を大事にしたいのか?
逆にそれほどこだわらないのか?
そんな「価値観」と言われる物です。
もちろんそれぞれのご家族ごとに
それは異なっていて良いと思います。
ただ「安全性」というものに関しては
土地を買う方全員の共通の「大前提」
としなければならないし
私たちは「お客様がそういう判断」が出来るよう、
時には強く導かせて頂く必要があることも
改めて覚悟しました。
いずれにしてもご縁あってこれまでに
手掛けさせて頂いたお住まいの修理や補修は
地元工務店の大事な役目ですので
ご遠慮なくお申し付けください。
また、場合によっては損害保険の対象となる事象も
有るかもしれません。念のためよくお調べになってみてください。
最後になりますが被災された皆様が
一日も早く日常生活をそして笑顔を取り戻せるよう
心よりお祈り申し上げます。
アトラスホーム代表松下でした。
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