8月25日の記事
こんにちは。
アトラスホームの廣田です。
スラブコンクリートの打設から2~3日後には、
立ち上がりコンクリートを打設します。
その間に、立ち上がりコンクリートを固定するための型枠を設置します。
コンクリートの型枠には、写真のような鋼製のものと、木製のものがあります。
鋼製のものは耐久性が高い代わりに、高コストで重量が大きいといった
デメリットがあります。
一方、木製の型枠は再利用が難しいという問題はありますが、
軽量で安いため、住宅の型枠工事では広く使われています。
型枠工事の直後、立ち上がりコンクリートの打設前に行われるのが、
「アンカーボルト」の設置です。
アンカーボルトとは、基礎と土台を固定するための金物のこと。
物の耐震性能に大きな影響を及ぼす重要な金物で、
建築基準法でその設置が義務付けられており、設置数、
設置位置についても決められています。
欠陥住宅と呼ばれる建物では、しばしばこのアンカーボルトが足りなかったり
適切な位置に施工されていなかったりすることがあります。
こうした場合、地震による揺れで建物が基礎からずれてしまうなど、
深刻な事故につながるおそれがあります。
アンカーボルトの設置位置も図面の通りに設置されていました。