ひび割れ??
こんにちは。
アトラスホームの廣田です。
先日、お引渡し後のお施主様から
「壁にヒビ割れが出てるので、見に来てください」と
ご連絡がありました。
早速、確認のためお伺いしてみますと
クロスにクラックが入っていました。
クラックの位置や方向、表面の隆起の有無等を確認して
下地材までは割れていないことをご説明しました。
お施主様にとって、クラックが出てしまうと
地震の影響などで、家に構造的な損傷が
出てしまったのではないか?と
不安になられると思います。
そもそも、クロスにクラックが入ってしまう原因は
木造の特性にあります。
クロスの下地材は石膏ボードと呼ばれる面材で
大きさは壁用ですと、910mm×2,420mmなどが一般的です。
石膏ボードを柱などへ打ち付ける際に、継ぎ目が出てきます。
柱などは木材ですから、空気中の湿度の影響を受け
収縮したり膨張したりします。
その際に、石膏ボードも一緒に動き
クロスが耐えきれなくなって割れてしまうというわけです。
ですので、乾燥しやすい冬場ではクロスにクラックや隙間が生じやすくなってしまいます。
室内で洗濯物を干したり、加湿器を使うことで
湿度の調整が必要ですね。
木材の伸縮は、引渡し後の数年で落ち着くと言われていますが
なかなか思い通りにいかないことが多いですね・・・。
また、補修をする際に、再発防止のため
継ぎ目部分に補強をした場合でも
再発してしまうこともあるんです。
壁面には窓や建具もありますから、
継ぎ目はどうしても出てしまいます。
クロスに隙間やクラックが出てしまった場合
そこまで気にならないようであれば
そのままにしておく方が、状態が良いこともあります。
お引渡し後のお施主様の中で、気になる方は
お気軽にお問い合わせ下さい。
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