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100日が写した勇気。上田市サントミューゼで出会った挑戦の景色

こんにちは!長野市工務店 アトラスホームの宮川です。

上田市のサントミューゼで開催されていた、ブランディングカメラマン山﨑茂則さんの写真展に行ってきました。会場は市民アトリエ・ギャラリーで、白い壁に四つ切りワイドの作品がずらりと並び、入った瞬間に空気が少し澄んだように感じました。

山﨑さんは「100日チャレンジで未来を作る」と題して、大阪と上田を毎日撮り続け、心が動いた瞬間だけを丁寧に切り取ったそうです。会場には170点もの写真が並び、ひとつひとつに温度と息づかいがありました。

上田で撮影された写真には、子どもたちの挑戦と、そのそばで伴走する大人たちが写っていました。サッカーのボールを追う目の真剣さ、試合後に見せる誇らしげな笑顔が、画面からまっすぐに届きます。やり切った瞬間の汗や涙が嘘のない光で刻まれていて、見ているこちらまで呼吸を合わせてしまいます。

仕事に向き合う横顔や、新しい挑戦の最中にある視線に「大人になるって、やっぱりワクワクするな」と素直に思いました。夢や理想を口にする人の表情は、年齢に関係なく、こんなにも軽やかで強いのだと気づかされます。

100日間、毎日撮るという行為は、言葉で言うよりはるかに大変です。天気も予定も気分も、思うようにならない日が必ずあります。それでもシャッターを切り続けた時間が、写真の奥に静かな芯として残っているようでした。展示の流れはテンポよく、各エリアに短いキャプションが添えられているので、作家の目線に寄り添いながら自分の感じ方も失わずにいられます。

最後のコーナーを抜けたとき、不思議と体が前のめりになっていて、「私も何かを始めたい」と自然に思えました。100日続けるテーマは何でもよくて、毎日の小さな積み重ねが未来の自分に届くのだと教えてもらった気がします。

今回の写真展はすでに会期終了となりましたが、もし次の機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。上田市のサントミューゼはアクセスもしやすく、余白のある空間が作品と向き合う時間をそっと守ってくれます。写真は言葉以上にまっすぐ届く瞬間があり、会場を出たあとも余韻が長く残ります。山﨑さんの100日チャレンジは、挑戦する人の背中をそっと押してくれる力を持っていました。

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