
高野辰之記念館を訪ねて
こんにちは!長野市工務店アトラスホーム宮川です。
長野県北部、中野市に位置する「高野辰之記念館」。唱歌「故郷(ふるさと)」や「紅葉」「朧月夜」「春の小川」など、日本の心に残る名曲の歌詞を手がけた高野辰之の生まれ故郷にある記念館です。功績をたどりながら、豊かな自然に包まれた癒しの空間を楽しむことができます。
私も以前から興味を抱いていた記念館。先日、思い立って訪れてみることにしました。記念館の正面には高野辰之の銅像が立っており、その前には譜面台を模した案内装置があります。この装置のボタンを押すと、高野辰之についての簡単な音声解説が流れ、彼の業績や人柄に触れることができます。訪問した瞬間から、彼の世界に引き込まれていきました。
館内の二階にに行くと、ガラス越しに広がる風景が目に飛び込んできます。二階からは「かの山」と呼ばれる大持山、熊坂山、大平山の美しい景色を望むことができ、まさに「故郷」の歌詞に登場する風景そのもの。
館内一階の奥には資料展示室があり、ここでは高野辰之に関する貴重な資料が数多く展示されています。彼が父親に宛てた手紙や、彼が編纂に携わった「尋常小学読本」「尋常小学唱歌」などが並び、彼の生涯や国文学者としての功績を知ることができます。映像展示もあり、彼の歩んだ人生を映像を通して学ぶことができました。
また、この記念館は、高野辰之が学び、教員を務めていた永江学校・永田尋常小学校の跡地に建てられています。館の周囲には豊かな自然が広がり、「故郷」の歌碑や「紅葉」の歌碑などが点在しています。特に「紅葉」の歌碑の背後には池があり、そこには美しいもみじの木が植えられています。秋になると、赤や黄色に染まったもみじが池に映り込み、絵画のような光景が広がるのでしょう。庭は丁寧に手入れされており、木陰ではゆっくりと過ごす人々の姿も見られ、穏やかな時間が流れていました。
高野辰之記念館は、上信越自動車道の豊田飯山インターチェンジから車で約5分というアクセスの良さも魅力の一つです。インターチェンジすぐ近くには「道の駅ふるさと豊田」もありますので、そこに立ち寄った際に少し足を伸ばして訪れてみるのも良いでしょう。心に残る唱歌を作り上げた彼の生涯に触れ、日本の文化に思いを馳せることのできる素晴らしい場所です。
中野市を訪れる際は、ぜひこの「高野辰之記念館」に足を運んでみてください。彼が紡いだ歌詞の世界に浸りながら、豊かな自然と歴史に触れるひとときを過ごすことができるはずです。
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高野辰之記念館
住所:中野市大字永江1809
電話番号:0269-38-3070
来館のご案内
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