信州ライフ情報

  1. HOME
  2. 信州松本市『牛伏川フランス式階段工』をご紹介します!
牛伏川フランス式階段工

信州松本市『牛伏川フランス式階段工』をご紹介します!

こんにちは!長野市工務店アトラスホーム代表 松下です。

今日は夏の季節にぴったりな松本市の美しい景観・史跡をご紹介します。

牛伏川フランス式階段工

長野県松本市の南東部に位置する鉢伏山から流れる牛伏川(うしぶせがわ)には、「牛伏川フランス式階段工」という美しい景観が広がっています。

牛伏川フランス式階段工

この美しい石造りの流路工は、フランスのバス・ザルプ地方の流路工を参考に設計され、その名が示す通り階段状に作られています。総延長は約141m、高低差は50mにも及びます。

牛伏川フランス式階段工

この階段工は、大正時代の水害対策として1885年から1918年までの約30年間にわたり構築されました。その姿は、一見するとただの石積みに見えますが、これぞ日本の伝統的な技術、空石積みと呼ばれる技法が用いられています。コンクリートを使わず、石だけを組み合わせて作られたこの流路工は、水の勢いを和らげ、土砂の流出を防ぎます。

この牛伏川フランス式階段工は、2012年に国から重要文化財に指定されました。その美しさとともに、その技術的な価値が認められたのです。今では、その美しい石積みの構造と、周りを囲む木々の緑とのコントラストが、見る人々を魅了しています。

牛伏川フランス式階段工

また、この牛伏川沿いには、金峯山牛伏寺という古刹があります。この寺は鉢伏山の中腹にあり、その昔、本尊十一面観世音菩薩の霊力により経典を積んだ二頭の牛が、この地で同時に倒れたという伝説からその名がつけられました。信州随一の厄除け観音としても知られています。

牛伏川フランス式階段工

牛伏寺と、その下流に広がる牛伏川フランス式階段工は、自然と人間の手の造形美が融合した、見事な景観を創出しています。これからの季節、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。夏には涼しげな水の流れ、周りを囲む木々の緑のコントラストが美しい景観が広がり、多くの人が訪れる場所となっています。

地図:https://maps.app.goo.gl/A8jLSGF1VToEqVQp6?g_st=il

関連信州ライフ情報

ブログ

代表ブログ


スタッフブログ


信州ライフ情報