家づくり一問一答

  1. HOME
  2. 家づくり一問一答
  3. 長野に「移住」するなら・・・

長野に「移住」するなら・・・


「山が好きで何度も訪れた大好きな「信州」に本気で移住を考えています。これまでのご経験で移住者が注意することがあれば教えてください。」

移住については行政も積極的に誘致してますので
暮らし全般については行政のHPなどでご覧になって気を付けるべき点
メリットデメリットなどご存知かと思うので

今回は「建築会社目線で信州で初めてマイホームを構えるなら」
という視点でのお話をさせて頂きます。

ちなみに私はご質問者様のような「移住」というカタチではありませんでしたが
就職をきっかけに首都圏から縁もゆかりもない信州に急に引っ越し
暮らすことになった経緯がありますので、ご質問者様の漠然としたご不安は分かるつもりです。

1、「落雪を考えた屋根に!」
信州に限らず「雪の多い地域あるある」ですが
屋根から落ちる雪というのは非常に危ないものです。

出掛けようとした時に玄関前にドサッと雪が落ちてくるとか
小さなお子さんたちの通学路に屋根から雪が落ちたり
ご近所の大切なお車や庭木に雪が落ちてしまうとか・・・困りますよね?

最近は信州も降雪量が少なくなってきているとは言っても
地域によってはやはりかなり雪が降ります。
「屋根のカタチと向き」には気を付けましょう。

雪を安全な方向に落とせる設計が重要です。
モチロン「雪止め金具」もお忘れなくご準備ください!

2、「通風を考えた窓の配置がカギ」
夏の信州は…標高も高く快適な避暑地のようなイメージ
があるかもしれませんが、内陸で盆地ですので日中はかなり暑いです。

しかし、これが夜になるとたしかに心地良い風が有難いことも多いです。
この“夜風”をどう活かすかで「寝苦しさ」が全然変わってきます。

ということで「お部屋には特に寝室には2方向の窓をつくる」とか
「ちょっと高い位置に、開けっ放しでも安心な窓をつける」とか
そういった「通風」のための窓の設計が大事です。

もちろんロケーションにもよりますが「窓を開けて寝られる家」
というのはかなり贅沢なものです。

3、「晴天率を活かして太陽光を活用しましょう」
信州は全国的にみても有数の晴天率の高さを誇ります。
これは「太陽光発電との相性がバツグン」ということです。

もちろん初期費用のことはありますが、家そのものの設計段階から
資金計画も含めて検討しておけば低利な住宅ローンに含めることで
大きな負担感も無く電気代が高騰している今、非常に心強いものです。

4「玄関にこだわってほしい」ということです。
これは地味であまり注目されませんが、冬の厳しい信州では、
厳冬期には出来るだけ外気を室内に流入させないことが重要です。
「風除室」のように設計すると、ドアを2枚開けるひと手間によって
リビングなど室内の温度を安定させることが出来ます。

そして「土間収納」もとても役に立ちます。
冬場に使う雪かき用のアウターや長靴なども雪で濡れていても
気にせずに置くことが出来て非常にラクです。

これは実際に生活を始めて頂いてから「つくっておいてよかった」という
ご感想を頂くことの多いものです。

5「洗濯物との距離感」です。
先ほどもお伝えしましたが、冬の厳しい信州ですので、
厳冬期は洗濯物も外ではなかなか乾きません。

梅雨時はモチロン、花粉のことなども考えると…
外で快適に洗濯物を干せる期間が非常に短いです。

ということで室内での物干し方法、スペースについては
よく考えておきましょう。

「長野に移住するなら」の設計編という感じで
5つのポイントをご紹介しました。

家づくり一問一答

家づくり一問一答一覧

ブログ

代表ブログ


スタッフブログ


信州ライフ情報