クローゼットの扉 要る?要らない?
最近、見学会で見た家の中の数件には
子供部屋のクローゼットに扉がありませんでした。
個人的に少し抵抗が有りましたが、最近増えていると説明を受けました。
どういう背景があるのでしょう?またデメリットなども教えてください。
「クローゼットの扉要る要らない問題」ですね。
たしかに「クローゼットには扉は要らない」
というご家族が以前よりは増えている気がします。
そもそもの話となりますが クローゼットの扉の開閉は
意外と面倒臭いものです。
ご寝室や子供部屋というのは あらたまったお客様を通す場所でもなく
あくまでプライベートな空間であり 他人の視線を気にしなくても良い場所
ということもありますから
いかに普段の自分たちの使い勝手が良いか?
ラクに暮らせるか?を 優先的に
大切に考えるご家族が増えているのだと思います。
それ以外の理由を3つほど挙げてみましょう。
まずは
1「小さな家志向」というものが有ると思います。
建築費やランニングコストを抑えるために
住まいそのものが小規模化している中で
扉の開閉そのもののためのスペースや
扉が有ることで生まれる僅かなデッドスペースも勿体無い…
と考えるということですね。
それから
2「より経済性を重視した家づくり」が主流となっているから
特に無くても困らないクローゼットの扉に掛けるコストを
別のどうしても採用したい他の物に廻したい…
と言うご家族も少なくないようです。
絶対に採用したい物 と 特に必要の無い物 との
メリハリをハッキリさせる必要が有る そんな背景があるようです。
最後に
3 よりシンプルに暮らしたい…
いわゆる「ミニマリスト志向」ですね。
扉が有ると「とりあえず」なんでも突っ込んで
隠せてしまいます。逆説的なようです。 これでは 片付かず
むしろモノが増えてしまいがちになります。
扉が無いことで、不用品を貯めこまず スッキリきれいに
シンプルに暮らそう!と考える方が多いようです。
もちろんクローゼットに扉が無いことによる
デメリットもあります。
部屋と一体になっていますので
当然のことですが 中にしまっている物には
多少 埃が付きやすくなります
そして
部屋の位置、収納の有る場所によっては
中に入れている物の日焼けも しやすくなってしまいます。
このようなことも知って頂いたうえで
後悔しないようにご自身たちの暮らし方に合わせて
より適した方をお選びください。