シューズクロークを検討するなら…
「シューズクロークを検討していますが
何か気を付けることはありますか?」
最近は玄関にシューズクロークや
シューズインクローゼットという
スペースを作る間取りが増えています。
玄関に下駄箱だけを設置するのと比較しますと
その分やはり収納力が増えます。
その結果、玄関がスッキリ片付くのが
大きなメリットですね。
また、もちろん広さによりますが
たいてい床が土間(タイル)仕上げとなっていますので
履物だけではなく
家の外に置くと盗まれたり
雨風にさらされてしまったり
かといって部屋が汚れるのは嫌だから
完全な室内にはあまり置きたくない物…
具体的には、
ベビーカー、お子さんの外遊びの道具、
スポーツグッズ、土の付いたままのお野菜、
アウトドアグッズ、傘、レインコート
玄関掃除用のほうき などを置くことが出来ます。
「屋外以上室内未満」
そんな収納空間として有効ですね。
で、本題の気を付けるべきことですが
1、家の面積が大きくなり過ぎないように…
ということです。
というのも、シューズクロークは
基本的には人が中に入って行って使う
収納部屋となるので、物を置く部分以外に
人が通る部分を確保することになります。
つまりそこそこ面積を使ってしまうんですね。
逆に人が通る部分をしっかり確保しておかないと
結局、出し入れがしづらいので、
物がただ入れっ放しの
つまり「使えない収納庫」になりかねません。
安全な予算の中で家づくりをするため
住まいの中のその他のお部屋との
面積の配分をよく考えて
家全体が大きくなり過ぎないように
設計してください。
そして実際に採用されたお客様のご意見としては
2「匂い対策」をしておくべきということです。
湿気のあるものや泥の付いたもの
そして人が履いた靴を置いておく場所になりますので
出来るかぎり換気扇を付けることをお勧めしています。
それでも、さらに消臭スプレー、消臭剤などを
多用している方もいらっしゃいます。
夏場などは特にですが、匂いが籠ってしまうと
不快な空間ともなりかねません。
3、それから玄関の明るさにも
気を付けて欲しいです。
シューズクロークは一般的に
玄関に隣接して設置するので
玄関そのものに窓が取りづらくなることも
少なくありません。
すると玄関が暗く圧迫感のある
空間にもなりかねません。
以上シューズクロークを設計する際に
気をつけておきたいことでした。