「畳コーナー」客間として併用できるのか？

泊まるような来客はほとんど居ないのですが、それでも県外にいる親戚がいるのでゼロとも言えません。客間をわざわざつくるのは勿体無い気もするので　畳コーナーに泊められたら自分たちも日常的に使えて無駄じゃないと思うのですが、どう思いますか？

畳コーナーを客間としても併用する
というアイディアは素晴らしいと思います。

以前にアップした　和室についての動画でも
お話ししているとおり、1つの部屋を
いろんな用途で使えるというのは
畳敷きの部屋の利点と言えると思います。

そもそもの話になりますが　客間　については
まずは　年に何回くらい？　どんな人数で？
来客があるのかを考えてみることが大事だと思います。

まずは回数についてですが
ゼロではないという言い方ですので
かなり少なそうですね。

だとすると…究極の考え方ですが
なにも自宅ではなくとも　ホテルなどの宿泊施設を
利用するのもアリかと思います。

お客様のほうも　もてなされていないと感じるよりは
むしろ気を使わずラクだと感じるかもしれません。

もし施主様ご自身は畳コーナーを
それほど欲しくないというのであれば

そんなある種の割り切りも
安全な予算で　満足できる住まいを
実現させるためには必要なことかもしれません。

逆に　来客が泊まる回数もそれなりになるし
来客云々でなく　いずれにしても
畳コーナーは欲しいという方は

次のテーマとして　その人数について
考えてみましょう。

ご両親がたいてい揃って来るから
大人２人とか

兄弟が１人で来ることが多いとか

友人が３人くらいで来ることが多いとか

泊まるということは
当然お布団を敷くことになり

布団の大きさは　1枚が
約1ｍ× 2mとなりますので

それによって　モチロン
必要な部屋の広さが決まるからです。

部屋の広さと　そこに何人寝られるかについて
簡単にご紹介すると

3畳の畳コーナーですとお布団が1組敷ける

4畳半だと２組敷けます。

畳コーナーと呼ぶにはちょっと広いかも
しれませんが　6畳確保しておくと
大人3人とか　お子さん連れの家族なども
泊まることができます。

併せて検討を忘れてはならないのが
お布団用の「収納」です

最近の圧縮できる袋などを活用すれば
半間の押入れでもそれなりのお布団が
収納出来ます。

最後に盲点となりやすいですが

畳コーナーというのは
リビングと隣接していますので

いくら建具などで仕切っても
個室と比べると　どうしても
独立性は下がるものです。

来客が繊細な方の場合には
意外と　リラックスできず
ゆっくり寝られない　などということも
あり得ます。念のため知っておいてください。