線や数字の先にある「住み心地」を考える
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
家づくりの打合せが進んでくると、図面を見る機会が増えてきます。
部屋や広さ、収納の位置などは分かるけれど「ここでどんなふうに暮らすのだろう?」と、ふと立ち止まって考える瞬間もあるのではないでしょうか。
図面は、家づくりに欠かせない大切な資料ですが、そこに描かれているのは、形や寸法といった目に見える情報が中心です。
実際の住み心地は、数字や線だけでは語りきれない部分も多いのではないでしょうか。
~図面に表れにくい“住み心地”の正体~

◆図面の数字だけでは見えてこないこと
図面には、帖数や寸法といった情報が並んでいますが、同じ「〇帖」の部屋でも、広く感じる家と、少しコンパクトに感じる家がありますよね。
その違いは、天井の高さや窓の位置、視線の抜け方など、数字には表れにくい部分にあります。
ですが、図面を見て空間を思い描くのは、簡単なことではありません。
だからこそ「この窓はどの方向を向いているのかな」「朝と夕方で部屋の雰囲気は変わりそうかな」と、一つずつ確認しながら考えていくことが大切になります。
そのため、実際の敷地に立ったり、似た事例を体感しながら、少しずつ感覚をすり合わせていくことが、住み心地を考えるヒントになります。
◆動線は線ではなく「暮らしの動き」として考える
図面上の動線は、一本の線で描かれますが、実際の暮らしはもっと自由で複雑です。
朝の身支度、家事をしながらの移動、帰宅後の流れなど、日々の生活は行ったり来たりの連続です。
だからこそ、「動線がきれいかどうか」だけでなく、自分たちがどんなふうに動いているかを思い浮かべることが大切です。
一日の過ごし方や家族それぞれの行動を重ねて図面を見ることで、住み心地のイメージは、より自分たちらしいものになっていきます。
~暮らしを思い描くための、ひとつの手がかりとして~

住み心地は、図面だけで完璧に分かるものではありません。
だからこそ、図面を見ながら考えたり、話したり、立ち止まったりする時間そのものが、とても大切なのだと思います。
図面に表れにくい住み心地を、暮らしの目線で一緒に整理していくことも、私たちの大切な仕事のひとつです。
気になることがあれば、いつでもご相談ください。




