大掃除で気づいた、無垢の床と暮らしの年輪
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
年末が近づき、我が家でも家族みんなで大掃除をしました。
住んでから7年が経った「今の家」の姿が、自然と見えてきます…(笑)
特に印象に残ったのが床の変化です。
我が家では無垢材の床を採用しているため、年月とともに色味が少しずつ変わり、子どもたちとの毎日の生活の中で傷も増えてきました。
新築当初はちょっとの傷でも気になったこともありましたが、今ではそれも含めて、この家らしさのように感じています。
~無垢の床が教えてくれた「家は育っていくもの」~

◆無垢の床に増えた傷は、暮らしの記録
無垢の床についた傷は、見方を変えると暮らしの記録のようなものかもしれません。
おもちゃを引きずった跡や、椅子を動かしたときのへこみ。
毎日の生活の中で少しずつ増えていく傷には、その時々の家族の時間が重なっています。
良い意味でも悪い意味でも、無垢材は変化が分かりやすい素材です。
だからこそ、完璧な状態を保つことよりも、暮らしの積み重ねがそのまま表れていると感じられるようになると良いのかもしれませんね。
◆家は建てて終わりではなく、暮らしの中で変化していく
床に限らず、住まい全体も年月とともに少しずつ変わっていきます。
車や家電と同じように、いつかは不具合が出たり、調整や補修が必要になることもあります。
家づくりは完成した瞬間がゴールではなく、そこからの暮らしが本番です!
壊れないように気を張り続けるのではなく、必要なときに手を入れながら、長く付き合っていくという考え方も、住まいとの心地よい関係のひとつではないでしょうか。
~傷も含めて、これからの暮らしを大切にするために~

傷や経年変化に少し寂しさを感じることがあっても、それを補修し、手入れをしながら住み続けていくことで、住まいへの愛着は少しずつ深まっていきます。
年末年始は、家族みんなで家で過ごす時間が増える時期です!
長野の家づくりにおいても、いつまでも新築のようであることより「暮らしとともに育っていく住まい」を大切に感じていただけたら嬉しいなと思います。
今年最後のブログをご覧いただき、ありがとうございました。
また来年も、暮らしに寄り添う住まいの話をお届けできたらと思います。
よいお年をお迎えください。




