震災から30年。家づくりと家庭で備える地震対策
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
1995年の阪神淡路大震災から30年が経ちました。
この大きな災害は、私たちに防災の重要性を深く教えてくれました。
それ以降、家づくりの耐震技術は飛躍的に進化し、より安全な住まいが実現されています。
しかし、防災対策は家そのものだけでなく、私たち一人ひとりが行動することでさらに強化されます。【家づくりの進化と現代の耐震基準】
阪神淡路大震災は、住宅の耐震基準を大きく変えるきっかけとなりました。
震災以前の基準では耐えきれなかった多くの住宅がありましたが、1995年以降、建築基準法の改正により、家の耐震性能が飛躍的に向上しました。
現在の住宅は、耐震等級1~3に分類され、等級が上がるほど地震に強い構造となっています。
さらに、地盤調査を徹底することで、建物を支える基礎を強化し、地震時の被害を最小限に抑える努力がされています。
こうした技術の進化はこれからも続き、ご家族の安心感を高めるとともに、災害に強い住まいづくりを実現していくことでしょう。【家庭内でできる防災対策】
建物の耐震性を高めることはもちろん重要ですが、家庭内での防災意識と準備も欠かせません。
いざという時に備え、家族全員が安心して行動できる環境を整えておきたいですね。
◆家族での話し合い
緊急時の集合場所や連絡方法を話し合い、家族全員が同じ情報を共有しておくことが大切です。
地域の指定避難場所や、避難経路を事前に確認しておきましょう。
◆防災グッズの準備
飲料水や非常食、懐中電灯、充電器など、基本的な防災グッズを用意してください。
また、小さなお子様がいる家庭ではおむつや粉ミルク、高齢者がいる場合は常備薬など、それぞれの家族に合った備えを忘れずに。
◆地域の防災活動への参加
地域の防災訓練やイベントに積極的に参加し、隣近所との連携を深めることが重要です。
お互いに助け合える体制を築くことで、災害時の安心感が高まります。
◆情報共有と教育
高齢者や子どもへの情報共有も欠かせません。
簡単に操作できる情報端末や、避難時の行動を子どもと一緒にシミュレーションするなど、日頃から防災意識を育てる工夫をしましょう。
【防災意識を未来につなげる】
震災を教訓に、家づくりや家庭内の備えを見直すことは、安心して暮らせる未来への第一歩です。
これからの暮らしの中で、防災意識を日常に取り入れ、一人ひとりが行動することで、家族や地域を守る力を高めていきたいですね。