24時間換気、冬は止めたいけど大丈夫?
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
寒い冬、暖房費を抑えたい!少しでも冷気を抑えたい!という気持ちから、つい換気扇を止めたり給気口を閉じたりしていませんか?
家づくりでは必須となっている24時間換気システムは、私たちの健康や住まいの寿命を守る上でとても大切な役割を果たしています!
【24時間換気システムの役割とは?】
室内の空気を常に新鮮に保ち、結露やカビ・ダニの発生を防ぎ、シックハウス症候群のリスクを低減するために設置されています。
【24時間換気システムを止めるとどうなる?】
結露が発生しやすくなり、カビやダニが繁殖しやすくなり、空気汚れや悪臭が発生しやすくなります。
これらはアレルギーの原因となるだけでなく、住宅の寿命を縮める原因にもつながります。
寒いこの時期は、24時間換気システムを止めたいという気持ちはよく分かります。
でも安易に止めてしまうと、ご家族の健康や住まいに悪影響を及ぼす可能性があることを理解しておかねばなりません。
そこで、24時間換気システムを止めずに快適に過ごすための対策をいくつかご紹介します。
◆給気口の位置の調整: 給気口を日当たりの良い場所や暖房器具の近くに設置することで、温かい空気を直接取り込むことができ冷気が和らぎます。
◆室内空気の循環を促す: サーキュレーターを使用し室内の空気を循環させることで、暖かい空気を部屋全体にいきわたらせ冷気を直接感じにくくします。
給気口・排気口からの冷気がどうしても気になる方は、他にも「加湿器で部屋の湿度を適切に」「遮熱カーテンで部屋の暖かさをキープ」など日常の工夫も試してみて下さい。
寒さを感じ方は様々なので、日々の暮らしの中でご家族に合った寒さを抑える工夫が必要ですね。
ご家族の健康と家自体の健康にも、欠かせない換気システム。
住まい方の工夫や出来る対策を行い、上手に利用していきたいですね。