建築のルール~採光計算~
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
人がこころもからだも健やかに過ごすために、お部屋に入る自然光は欠かせません。
採光に考慮した窓配置は、家づくりでは大切にしたいポイントですね。
建築基準法でも、人が暮らす部屋には一定以上の自然光を取り入れることが義務付けられています。
最低限求められる明るさが確保できているか、家を建てる前にしっかりチェックしておきましょう。
~建築のルール《採光計算》とは!?~
建築基準法により、居室に必要な採光面積を確保するためには、次の式に適合させる必要があります。
◆採光計算式:有効採光面積 ≦ 窓の面積 × 採光補正係数
「有効採光面積」とは、居室の採光に必要な開口部(窓)の面積のことをいい、住宅では居室の床面積の「7分の1以上」必要となります。
採光計算では、実際の窓の面積に「採光補正係数(光の入りやすさを表す数値)」(用途地域や隣地境界線からの距離など、窓をつける位置によって決まります)をかけて有効採光面積を算出します。
実際の窓の面積そのままの数値ではないので注意が必要です。
境界線からの距離や軒先までの高さ、窓の取付高さ、道に面するかどうかなどにより大きく影響が出てくる採光計算。
各部屋で細かな計算が必要ですので、マイホーム検討の際には要所で確認しておきたいところです。
家づくりでは欠かせないチェックポイントですね!