24時間換気を止めずに、寒さを防ぎたい!!
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
住宅への設置が義務付けられている「24時間換気システム」
冬の寒い時期になると、部屋のどこからか冷気が・・・と、空気の流れを敏感に感じる方もいらっしゃるかと思います。お部屋の空気が循環しているので良い事なのですが、寒さが厳しい時期は少しでも寒さを抑えたいと思うのが本音ですね。
24時間換気で寒いと感じる原因の多くは、冷たい空気が外から入ってくるからなのですが、それらを防ぐ工夫がいくつかあります。
~24時間換気システムを止めることなく、寒さを少しでも防ぐには・・・!?~
◆給気口に専用カバーやフィルターをつける:冷たい外気がそのまま入ってこないように専用カバーやフィルターを取付ければ、空気の流れを弱めて、寒さを感じにくくなります。ただしフィルターの定期的な交換や空気の流れを完全に遮ってしまわないように注意が必要です。
◆給排気量を調整する:換気システムの機種によっては「強・弱」の風量変更できるので、必要に応じて風量を「弱」にして調整するのも効果アリですね。
手動で開閉を調整するタイプは、暖房の付け始めは開口を小さくし、部屋が十分に暖まったら開口を大きくして元に戻すなどの”ひと手間”が効果的です。
◆換気口を定期的に清掃する:適切な換気が行われるように定期的に清掃するのもお忘れなく!空気の流れがよどむと、換気量が確保されず意味がありませんからね。
◆第一種熱交換形換気システムを導入する:第一種換気は”機械で給気、機械で排気するシステム”です。熱交換形は外気を室内の温度になるべく近づけて取り込めるのが利点です。ただし、装置本体が通常の換気扇よりも高額で設置も大掛かりになるので、採用には十分な検討が必要です。
給排気口からの冷気がどうしても気になる方は、一度試してみても良いかと思います!とは言うものの、寒さを感じる原因は様々なので、日々の暮らしの中で他にも寒さを抑える工夫が必要ですね。
「加湿器で部屋の湿度を適切に」「暖房で暖めた空気をサーキュレーターなどで循環」「遮熱カーテンで部屋の暖かさをキープ」皆さんが日頃から行っている工夫がやはり大事なのかもしれません。
家族の健康と家自体の健康にも、欠かせない換気システム。住まい方の工夫や出来る対策を行い、上手に利用していきたいですね。