夏の強烈な日差しを遮る工夫
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
今年は梅雨明けも早く、暑い日が続いています。さらには電力不足による節電要請…厳しい夏になりそうです。
今できる事とは別に、将来を見据えた対策も大事になってきます。
家づくりでも「太陽のチカラ」というこの再生可能な自然な力を活用する省エネ住宅が多くなっていますが、夏の暑い日に太陽光を取り入れ過ぎると、室内温度が上がり冷房効率が悪くなり、光熱費が高くなってしまうのでは意味がありません。
一昔前に比べると日差しが強くなっているので、夏の日差しを遮る工夫は重要性を増していると言えるのではないでしょうか。
~夏の強烈な日差しを遮る工夫とは?~
「すだれ・よしず」「グリーンカーテン」「外付けシェード」など、夏に近所でもよく見かけますね。他にも新築時に取り入れたい工夫があります!
◆外付けブラインド、シャッター:外からの視線や風通しの調整のほか、防犯面でも効果抜群です。
◆軒・庇:冬は低く、夏は高くなる太陽高度を考慮し、夏の暑い時間帯の日差しを遮ります。下部をウッドデッキにすると、室内とのつながりのある外にひらかれたアウトドアリビングとしての空間活用も可能です。
◆方位による対策:南面は明るさを取り込むという観点から「軒・庇」を活用。東西面は横からの日差しに強い「外付けシェード・ブラインド」「よしず・すだれ」を取り入れるなど、各方位の特徴に合わせた対策が良いかもしれません。
◆高性能サッシ:ガラスの日射取得・日射遮蔽が優れたサッシの採用も大事です。
冬は太陽を取り入れ(日射取得)夏は太陽を遮る(日射遮蔽)建物自体の断熱・気密をしっかり行う事を大前提として、この日射取得と遮蔽のバランスをとることが求められます。
ご家族の生活スタイルに合わせて、より快適にくつろげる空間になる家づくりを目指していけたらいいですね。