プラスαの「ロフト」いかがでしょうか?
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
近所を歩いていると、住宅の小屋裏部分にある窓をたまに見かけませんか!?
窓があるということは、そこは部屋になっている可能性があります。
まさかの3階建て!? 確かにそうかもしれませんが、小屋裏収納などのロフトになっているかもしれません!!
2階建てと同じ建物高さや大きさで、プラスαの小屋裏収納も完備。でも3階建てではないって一体どうゆう事??今回はそのヒミツを少しだけご紹介します。
~2階建てプラスαのロフトとは?~
住宅で2階建てと3階建てとでは大きく違う点があります。例えば、3階建てでは耐震基準もさらに厳しくなり、構造計算書も必ず必要となります。
また、工事中の第三者機関による検査も増えたりと、当然ながら色々と法的制限が多くあります。でも、少しでも収納スペースや有効活用できる部屋を増やしたい!そんな願いを叶えるヒミツが…
◆天井高さを1.4m未満
◆2階床面積の1/2以下の広さ
建築基準法のこれらの制限はありますが、上手く活用してプランを考えれば、2階建ての建物に「プラスαのロフト」を設けることが可能になります!
「ロフト」とは一般的には小屋裏にある収納のことで、建築基準法では「小屋裏収納等」と言います。屋根と天井のあいだの空間を有効活用できるので、取り入れたいという方も多いのではないでしょうか。
小さいお子さんがいるご家庭では、子ども達の遊びスペースとして、秘密基地みたいでワクワクしますよね。他にも大容量の収納スペースや趣味の部屋、書斎や就寝スペースとしてなど、活用方法は色々あります。
~ロフトを上手に取り入れるために~
あえてロフトを子ども部屋にするという使い方もあります。将来子ども達が巣立った後、住み続けて増えた物置スペースに変わっていくことにもロフトであれば抵抗が少なくて良いかと思います。子ども部屋が誰も使われなくなって物置と化している状態がなくなるかもしれませんね。
もちろん小屋裏にロフトを設けるには、その分の床荷重増加による構造的な強度の確保や、断熱性・換気などの計画などきちんと行う必要があります。小屋裏の有効空間確保のためのプランニングも大事です。
ただ法的には2階建て扱いとなる為、床面積にも含まれませんし、固定資産税にも含まれないというメリットもあります。3階建てにするよりはとても経済的ではないでしょうか。
我が家でも小さなロフトを採用しているのですが、パッシブデザインとして風の通り道を確保する為に、吹き抜けに面する2階ホールのロフトに高窓を設置し、自然風を取り入れる工夫をしています。子ども達だけの秘密基地としても大活躍していますよ~。楽しそうです!
皆さんも色々な使い方のあるロフト、いかがでしょうか?