家づくりブログ

  1. HOME
  2. 気になるパッシブデザインの家

気になるパッシブデザインの家

こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。

「省エネ」「再生エネルギー」など、住宅業界でも新しいエネルギーを利用するためのトピックスは皆さんも見聞きすることがあると思います。

その中でも「パッシブデザイン」という言葉をお聞きになったことはありますか?近年の家づくりにおいて無視できない重要なキーワードです。

~パッシブデザインって何?~

パッシブデザインとは、太陽の熱や光、風など自然のエネルギーを、機械を使わずに建物のしつらえによって利用する設計手法のことです。

簡単にいえば「夏は涼しく、冬は暖かい家」を実現する省エネ手法のひとつなのですが、これは私たちにとって住みやすく快適な家づくりの基本となるものです。

~積極的に自然エネルギーを活用するシステム~

パッシブデザインを設計する上で、5つのポイントを抑えておく必要があります。これらの設計ポイントをバランスよく取り入れ、地域や立地の特性を考えた設計を行なう必要があります。

◆高気密・高断熱化
断熱性能の高い建物を実現することで、冬期は室温が一定に保たれて少ない熱で部屋を暖めることができ、部屋の温度差を小さくすることが可能です。

◆日射を遮蔽するための軒や庇
日差しを室内に入れないための日射遮へいを設計に取り入れることで、夏でも涼しい室内を実現することができます。

◆自然風を取り入れる
建物の中の風の流れを予測し、窓の大きさや配置を決めていきます。天窓・高窓・吹き抜けの位置が、自然風を上手に利用するうえで重要なポイントになります。

◆昼光利用して採光を確保
昼間の自然光を利用することで、照明をつけなくてもお部屋の快適な明るさを保つことが可能です。

◆太陽の日射熱を活かす
冬に日差しを室内に取り入れて室内の温度を上昇させ、暖房として活用します。

パッシブデザインを用いることで「快適な住空間」「高い省エネルギー性」を両立させることができます。

居心地良く暮らしながら、未来の自然環境にも貢献できる省エネルギーな住まい、それがパッシブデザインの住まいです。これから家づくりをはじめる方は、パッシブデザインについても考えてみてはいかがでしょうか?

関連スタッフブログ

ブログ

代表ブログ


スタッフブログ


信州ライフ情報