建築用語が由来の言葉『いの一番』
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの工事検査担当の平です。
今回はこんなお話です。
一番目とか最初に、真っ先にという意味でよく使われる言葉『いの一番』は【建築用語が由来の言葉】です。皆様ご存知でしたか。
住宅建築で大工工事が始まる作業、上棟(棟上げ、お建前とも呼ばれています)で最初に建てる柱の位置を意味しています。この柱の位置が、縦横方向で「い、ろ、は」・「一、二、三」と番号を振っていました。そして一番最初に建てられる柱が「い」の「一番」だったことから、最初に、真っ先にという意味で使われるようになったということです。
この呼び方『いの一番』の始まりは江戸時代中期から始まったという説もあります
また現在の建築業界の図面でも、柱の位置を示すときに縦方向は「い、ろ、は、に・・・」横方向は「1、2、3、4・・・」と番号を記載しています。
☟☟☟下の写真は、今、弊社で使っている「平面図」です。