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工事開始の第一歩

こんにちは 長野市工務店アトラスホームアドバイザーの長岡です。

これから家づくりを始められる皆様に向けて、今回は千曲市のお客様の事例を通して、家づくりの初めの重要なステップの一つである「配置出し」についてお話しします。

今月中旬から基礎工事が始まる予定の千曲市のお客様の建築予定地で、先日、建物の正確な配置出しを行いました。今回の建築地は、ご主人様の親御様がお育ちになったお住まいを取り壊して新居を建築する計画です。一見すると「土地があって羨ましいな」と思われがちですが、旧家屋の解体工事にそれなりの費用がかかるという側面もあります。

配置出しとは、設計図通りに敷地の中で建物をどこに建てるのか、その正確な位置を確定させる作業です。図面上で建物と敷地の関係をどんなに確認しても、実際の現場に立ち、建物の位置を紐や杭で示すと、そのイメージは大きく変わることがあります。


特に今回のお客様のケースでは、敷地の2方向に道路が接していますが、その一方の道路が幅4m未満のため、建築基準法上の「道路後退」(セットバック)が必要となるため、建物の配置には特に注意を払いました。道路後退によって敷地の一部は道路とみなされ、そこに建物を建てることができなくなるからです。


また、隣地との離隔距離を確保できているか、敷地上空に電線などの障害物がないかなども細かく確認します。さらに、接する道路や隣地との高低差をしっかりと計測し、新しい建物を建てる際の基準となる「ベンチマーク(建物の高さの基準)」を監督と慎重に検討しました。この基準が、家が建つ位置や高さを決める上で非常に重要になります。

これらの確認作業を終えてから、お客様に実際に現場で建物の位置をご確認いただき、ご納得いただいた上で、この後、地盤の調査を行い、いよいよ地鎮祭へと進んでいきます。

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