建築用語が由来の言葉『床屋』を紹介します
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの工事検査担当の平です。
【建築用語が由来の言葉⑫ 今回は『床屋(とこや)』を紹介します!】
■床屋の由来・語源は諸説ありますが、そのひとつを紹介します。
■床屋の由来:床の間のある店説、この説は『一銭職由緒書』という史料の内容に沿った説です。
■史料によると、日本で初めて「髪結い」の職を始めたのは、亀山天皇の時代(1249~1305)、藤原晴基とその息子の采女亮政之(うねめのすけまさゆき)とされています。
■2人は天皇の宝を紛失した責任から浪人となり、現在の山口・下関に下りました。そこで、往来する武士の髪結いを営みながら、紛失した宝の捜索を続けていたのです。息子、采女亮政之が開店した店には床の間があり、「亀山天皇が祀られた祭壇」と「藤原氏の掛け軸」がありました。
■そのため、人々は髪結いを「床の間のある店」から「床場」、最終的に『床屋』と呼ぶようになったとされています。この説の舞台となった下関にある亀山八幡宮には、「床屋発祥の地」として記念日碑が置かれています。
・まだまだ建築用語が由来の言葉は沢山あるので、次回以降ご紹介していきます。