家づくり一問一答

  1. HOME
  2. 家づくり一問一答
  3. どちらが正解?玄関ドアの「開き勝手」

どちらが正解?玄関ドアの「開き勝手」


新築の間取りを検討しているのですが、玄関ドアの「開き勝手」ってどちらが正解なんでしょうか?今まであまり考えたことが無かったので迷っています…

玄関ドアの開き勝手は 結論から言えば
どちらが正しいとか、どちらが間違っているということはございません。

ただこれだけだと「お好みで結構ですよ!」で終わってしまいます。

せっかくですので、今回は「玄関ドアの開き勝手」を検討する際に
2つの主になる考え方をお伝えしたいと思います。

1つ目の考え方としては「見せたくない室内をどう隠すか?」ということです。

「玄関を開けた時、外から家のどこが見えるか?」
から考えていく方法です。

たとえば、郵便屋さんや宅急便の配達の方が来たとき、
玄関ドアというのはあまり90度全開にはしないものです。

だいたいドアを斜めに開けて
少し体を出して対応する感じになると思います。

この際にドアの開き勝手によって 見える室内の景色が変わります。

「リビングの中がまるまる見えてしまう」とか
「洗面や脱衣室の入り口が見えてしまう」とか
「ごちゃついている収納が見えてしまう」など

こういった場合「見られたくない方向にドアを開かない」のがポイントです。

斜めに開けたときに目隠しのように働いてくれるという訳です。

そして、もうひとつの考え方が「自分たちが外から帰ってきた時」
逆に家から「出かけていく時」の「動線」です。

車で帰宅し降車して、玄関に向かう。

または、通勤・通学で玄関から外へ出掛けていく。

そのとき 人の動く方向への「自然な流れ」を妨げない開き方になっていることが大切です。

たとえば、駐車スペースが玄関の右側にあるなら
ドアは右開きのほうがスムーズとか

アプローチが左側の通路にあるなら、左開きのほうが体をよけずにスムーズに出て行けるということです。

「動線」と「ドアの開閉動作」がぶつからない配置にするとストレスが少なくなります。

このように、玄関ドアの開き勝手については
「見せたくない方向」と「自分たちの動線」
この両方の視点から検討することが大切です。

図面だけ見て「こっちかな」と思っても
実際に現地に立ってみると印象が変わることも多いので

ドアを開け 出入りし 動いてみる
その様子を再現してシミュレーションしてみることもおススメです。

こんな小さなことの積み重ねで住んだ後の先々の心地よさが決まります。

家づくり一問一答

家づくり一問一答一覧

ブログ

代表ブログ


スタッフブログ


信州ライフ情報