松本市「麺と鉄板焼き つづら」で味わう二刀流の満足
こんにちは!長野市工務店 アトラスホームの松下です。
松本市で気になる一軒、「麺と鉄板焼き つづら」に伺いました。もともとはお好み焼きやもんじゃ焼きの鉄板焼き専門店として親しまれてきたそうですが、コロナ禍を経てラーメンも看板に掲げる二刀流スタイルへと進化したと聞き、どんな一杯に出会えるのか楽しみに暖簾をくぐりました。

店内は鉄板の香ばしい匂いに包まれながらも、ラーメンの湯気が立ちのぼる独特の空気感が心地よいです。鉄板と丼、二つの“熱”が同居する活気があって、席についた瞬間から食欲をぐっと引き上げてくれます。

この日はトロトロ豚骨醤油ラーメンを注文しました。丼の縁まで艶やかに満ちたスープは、見た目は濃厚ながら、口に含むと骨の旨味に丸みのある醤油が寄り添い、脂が重たくないのが印象的です。
鶏の旨味も下支えに感じられ、コクの層が厚いのに後味はすっと引いていきます。いわば「こってり」と「さっぱり」のちょうど中間に位置する心地よさで、最初の一口からレンゲの往復が止まらず、気づけばスープをほとんど飲み干していました。麺はスープをしっかり持ち上げる中太寄りの弾力で、噛むたびに小麦の甘みが立ち、スープの旨味ときれいに重なります。

チャーシューはしっとり柔らかく、脂のキレが良いので、濃度のあるスープの中でも味わいがぼやけません。香味油の香りは控えめで、骨と醤油の骨格を邪魔せずに輪郭を整えてくれます。メンマの食感やねぎの清涼感がアクセントになって、丼全体のリズムが良いです。トッピングのバランスに無駄がなく、ひと口ごとに違った表情が楽しめるのも魅力です。
食べ応えはしっかりあるのに、食後の重さが残らないので、昼にも夜にも選びやすい一杯だと感じました。

価格も良心的で、お腹いっぱいまで楽しめる満足度がうれしいです。
二刀流と聞くとどちらかが主、どちらかが従になりがちですが、「麺と鉄板焼き つづら」では両方が主役として輝いていると感じました。ラーメンは旨味の凝縮感と後味の軽さが両立し、鉄板焼きは香ばしさとライブ感で気分を高めてくれます。松本市で迷ったら、どちらの気分の時でも頼りになる使い勝手の良いお店です。次は鉄板メニューとのペアリングをじっくり楽しみたいです




