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松本市の新春恒例行事「まつもとあめ市」で歴史と伝統を感じる

こんにちは!長野市工務店 アトラスホーム 代表 松下です。

毎年1月に松本市で行われる新春恒例行事「まつもとあめ市」は、400年以上続く歴史あるイベントです。今年も中心市街地で開催され、多くの人々で賑わいました。このイベントは、江戸時代から続く松本の伝統と文化を感じる絶好の機会です。

江戸時代から続く「あめ市」の起源
「あめ市」の起源は、江戸時代前期にさかのぼります。当時、松本の宮村天神(現在の深志神社)の神主が市始めの行事として塩を売り出したことが「塩市」の始まりとされています。その後、江戸時代後期には、戦国時代に上杉謙信が敵対する武田信玄に塩を送った「義塩」の逸話と結びつき、松本の地で塩を祝う市が定着しました。この塩市が発展し、現在の「あめ市」になったと言われています。松本地方の乾燥した気候が飴作りに適していたことから、塩の代わりに飴が市の主役となり、今では全国の飴が集まる市として親しまれています。

今年の「あめ市」では、全国各地から有名な飴屋が集まる「全国あめ博覧会・即売会」が中町蔵シック館で開催されました。懐かしい味わいの「福あめ」や、松本の老舗が作る「引喜飴」など、伝統的な飴が並び、訪れた人々が次々と手に取る様子が印象的でした。

また、1月12日には歩行者天国となった市街地で、「塩取合戦」と呼ばれる綱引き大会が行われ、地元の人々や観光客が一体となって楽しみました。さらに、七福神に扮した演者たちが街を練り歩く「時代行列」や、迫力のある和太鼓の演奏も注目を集め、松本の街全体が新春の活気に包まれました。

「キッズパーク松本」が松本パルコに設けられ、親子連れに大好評でした。子どもたちが元気いっぱいに遊ぶ姿が見られました。子どもたちの笑顔があふれるこのイベントは、地域のにぎわいづくりにも一役買っています。

「あめ市」は、単なるイベントではなく、松本市の歴史や文化を感じられる貴重な機会です。400年以上続く伝統行事が、地域の人々と観光客の心をつなぎ、街の魅力を再発見させてくれます。

松本市の冬を彩る「まつもとあめ市」。歴史を感じながら、家族や友人と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?来年もさらに盛り上がること間違いなしです!
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開催情報
日時:1月11日(土)・12日(日)
場所:松本市中心市街地
主な会場:中町蔵シック館、松本パルコ周辺
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