新居にウッドデッキをつくるなら
新居ではアウトドアリビングとしてウッドデッキを設置したいと考えていますが
素材を天然木にするか?人工木にするか?で悩んでいます。それぞれのメリットデメリットを教えてください。
ウッドデッキはたしかに人気ですね。
特に信州のようなある程度敷地に余裕が有る
自然豊かな地域での暮らしとは相性がとても良いです。
また今の住まいは室内の床面の高さが
外の地面よりかなり高いところに位置しますので
リビングから外にそのまま出られるウッドデッキ空間は
実用的な利便性も高いです。
で、本題の天然木か人工木かですが・・・
メンテナンスを継続できるか?ということが
どちらを選ぶか?の判断の一番のポイントとなるでしょうね。
天然木のメリットは、やはり「本物」ならではの「風合い」を
楽しめるところでしょうし
人工木のメリットは「耐久性」と「メンテナンス性」でしょう。
デメリットはそれぞれの逆ですね。
コスト的には人工木のほうが少し高いイメージがあるかと思いますが、
天然木もそれなりに強い樹種を選べば、そこそこしますし、
また、先々のメンテナンスのための塗料の購入費などを考えると
あまり変わらないと言ってもいいかもしれません。
信州は標高が高く、晴天率も高いので、紫外線も強い、
その一方で冬季の寒さが厳しく雪が降る地域でもあるため
外部の素材にとっては非常に過酷な環境です。
皆さまが思っている以上に しっかりとおよそ1年に1回は
防腐材を塗装するようなメンテナンスをすることが必要です。
それさえもDIY的に楽しめるのか?出来るだけほったらかしで何もしたくない!
と考えるのか?それによっておのずと選ぶものは決まってくるような気がします。
新築でテンションが上がって最初のうちは丁寧にメンテをするけれども
数年を経て、お子さんも成長し、面倒でメンテをしなくなったのか?
見すぼらしく朽ちたウッドデッキのある住まいを見かけることも少なくありません。
撤去にも費用が掛かるのできっとそのままなのでしょう。
ちなみに今回はウッドデッキについてのご質問でしたが、
タイルデッキを検討される方も多いです。
こちらはウッドデッキに比べメンテナンスが非常に楽で、紫外線や雨にも強く、
色褪せや腐食の心配もありませんが、一方で初期費用はかなり嵩みます。
また夏場に熱を吸収しやすく、気温が高い日には表面が非常に熱くなります。
日陰を作るためのパーゴラやタープを設置するなどの対策が必要となる可能性もあります。