採光の良さと日当たりの良さは違う!?
こんにちは!長野市の工務店アトラスホームの設計担当、伊藤です。
雨が多くなってくるこの時期は、久しぶりの晴れ間が嬉しく感じます。
建物を建てるうえでも「採光」は快適な暮らしを実現する重要な要素の一つです。
住まいづくりのカギとなるのは、採光に考慮した窓配置。
同じ間取りでも窓に工夫を凝らすだけで、お部屋の快適さにも大きな差が出ます。
でも「採光の良さ=日当たりの良い住まい」になるとは限らない!ということは知っておいて欲しい内容です。
~採光の良さと日当たりの良さは違う!?~
居室には採光のための窓が必要で、建築基準法で定められた基準を満たさなければなりません。
ですが計算上は採光を確保できていても、必ずしもその部屋の日当たりが良いという事ではありません。有効採光面積は方角とは関係ないので、北側の窓と南側の窓では、お部屋の明るさはかなり違ってきます。
採光を考慮して設計し有効採光面積を満たしていても、実際に生活していると何だかお部屋が暗い・・・ということも。
《例》
◆周りに新しい家がたくさん建って、当初予定していた日差しが入らなくなった
◆大きな窓を付けた目の前が、道路や隣の家の玄関があったりすると、防犯や目隠しのために日中でもカーテンを閉めないと暮らせない
家を建てた後に周辺環境や生活スタイルが変化して、お部屋の中が暗くなってしまうことも予想されます。
その部屋にどんな自然光を、それだけ取り入れたいか考え、その部屋の用途や方角に合わせて計画していきたいですね!