家づくりと転職
マイホーム購入を検討中ですが、ちょうどいま転職も考えています。
年齢的な事からどちらもあまり先延ばしにできないのですが
転職するとしばらく住宅ローンが組めなくなると聞きました。
どうすれば良いと思いますか?
転職すると しばらく住宅ローンが組めない
ということに関しては 具体的には 多くの民間の金融機関で
たしかに「勤続年数が1年以上あること」と条件付けられています。
ちなみに以前は3年以上と言われていましたが、
これも時代の変化 世の中の流れ ということだと思います。
今回のご相談についてはいくつかのパターンが考えられると思いますが
・もし、仮に 建売住宅 とか 分譲マンションとか、すでに目の前に
購入したい物件があるのなら住宅ローンを組んでそれを購入してから
転職するということは特に問題は有りません。
ただ、もちろんこの場合、大前提として
「住宅ローン」というのは借りてしまえば、
それでOKという訳ではなく
返済し続けられなければ困りますから、
転職後の収入は「転職前と同等か それ以上」が
必須だと思います。
まぁ これは当然のこととしてご相談者さま自身がそのように
お考えだと思うので割愛させて頂きます。
・もし、これから物件を探すのであれば、条件に見合うものが見つかるまで
もし、家づくりをするのなら「敷地えらび」や「設計打合わせ」が
すべて完了する迄には恐らくそれなりに時間がかかるはずです。
半年から1年近くはあっという間に過ぎてしまうはずで、
つまり、まず転職をして、その後、物件探しや、
もしくは家づくりの打ち合わせで一年くらい経った頃に
ちょうど住宅ローンの条件である「1年の勤続期間」というものも
満たすことができる…ということになり
それほど時間のロスにはならないと思います。
・フラット35など『勤続年数』を問わないという融資もあります。
こういうものを検討するのも一つの方法かと思います。
そもそも変化の激しい今の時代に
1つの会社で定年までずっと勤め上げる…
ということが現実的なのか?はよく分かりませんが
少なくともお金を貸す側である金融機関が
ルールとして「勤続年数」という制限を設けているのは確かです。
ということで 最後に 絶対に避けて欲しいことが1つあります。
それはローン審査に通ったあと 住宅ローンが
実行されるまでの間に転職をしてしまうことです。
融資実行の際 金融機関は必ず「健康保険証の原本の提示」によって
勤続状態を確認しますので必ずバレてしまいます。
金融機関を甘くみてはいけません。
もちろん転職にも様々な種類があると思います。
例えば、同じ業界でのキャリアアップであれば
仕事自体の継続性もあり 収入も上がり
決して悪いことではありませんし
元の会社の突然の経営状態の悪化など
止むを得ない事情の転職もあるはずですが
どちらかというと マイホームを取得しよう
という時期の転職というと 人生の中の大きなイベントに
「計画性が無い」と金融機関にはネガティブに見られがちです。
その前提でしっかりと人生のシナリオを作ってみてください。