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「早い者勝ち」で本当に良いのかな・・・

「子育てグリーン住宅支援事業」という補助金制度があります。

その中でも 特に断熱性能の高い住まい向けに設定された
「GX志向型住宅」への補助金が、先日、予想よりもずっと早くというより
あっという間に予算枠が終了してしまいました。

制度が発表された当初から、ある程度の早期終了は想定されていたものの、
実際のスピード感には驚きました。

補助金を当てにして「より高性能な家づくり」を
検討されていたお施主様の中には残念ながらタイミングが合わず
ガッカリされた方もいらっしゃいます。

これは住宅に限らず「エコカー減税」などでもあったことですね。

「予算には限りがある」「仕方がない」頭では分かっているのですが
同じ家を、同じように建てたのに「補助金を受け取れる人」と
「そうでない人」が出る その差が「タイミングだけ」では
どうしてもモヤモヤとした気持ちが残ります。

税金を使う以上は「公平感」はとても大事だと思うのです。

たとえば、もう少し薄く広く、少額でもできるだけ多くの人に
恩恵が届くような制度設計はできなかったのか?と思ってしまいます。

もちろん現場から見ているだけの私が軽々しく言えることではないです。

制度の裏には複雑な事情や政治的な駆け引きもあるのでしょう。

それでも、今回のように「本当は該当する人がまだたくさんいるのに
予算が尽きたから終了」という姿を目の当たりにすると
施主様に申し訳ない気持ちと、もう少し仕組みの工夫ができたのではないか?
という思いが湧いてきます。

モチロン「性能を高めること」は決して補助金のためだけではありません。

でも国がその背中を押してくれる制度があるなら、それに頼りたくなるのも
自然な気持ちだと思います。これから家を建てようとする人たちにとって
「補助金がある・ない」がモチベーションや方向性に与える影響はやはり大きい…

制度を作る立場の方々には一歩踏み込んで「現場」の声にも耳を傾けてもらえたら
有難いなぁと思う長野市の工務店 アトラスホームの松下でした。

 

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