アトラスホームTOP > 今さら聞けない家づくりの一問一答 > 実際に工事するのは誰ですか?

実際に工事するのは誰ですか?

2020/04/11

実際に作業してくれる「大工さん」が「社員の方」
という工務店が良くて探していますが、
なかなか見つかりません。どうしてですか?

このことを「社員大工」と言いますが
確かに大工職を従業員として雇っている
工務店や住宅会社は今はほとんど無いでしょうね。

その理由はとても簡単で

従業員として人を雇うにはお給料以外にも
かなりの「経費」が掛かるからです。

具体的には社会保険や福利厚生の負担も
それに伴う経理事務も増えるからです。

そして最終的にはそういう経費が
お客様にご負担いただく建築費に
跳ね返ってしまうからです。

するとお客様から
お仕事をなかなか頂きにくくなり

その結果「会社が存続できなるかも…」
と考えるからでしょうね。

ということで、現代では、
ほとんどの工務店や住宅会社は
いわゆる「下請け」の大工さんに
仕事を依頼するというのが実情です。

私たちアトラスホームもそうです。

ところで今回そもそも質問者様は
どうして「社員大工」が良いと思ったか?

そうですよね。きっと、そのほうが
「工事の質が良いだろう」とか
「丁寧に作ってもらえるだろう」と
思われたからだと思います。

イメージではそうでしょうね。
ただ実際に重要なのは
むしろ結果としての「品質」で

極端なことを言えば
仕事が雑で下手な「社員大工」よりは
仕事が丁寧で上手な「下請け大工」に
頼みたいというのが本心ではないでしょうか?

今回のご質問では
たまたま大工職に限られていましたが

家づくりには、その他にも
たくさんの職人さんが関わります。

こういう「下請け」として仕事をしている
職人さん全てに共通しますが

彼らが丁寧で確実な良い仕事をする
動機にそのひとつにやはり「お金」があります。

感情を持つ、生身の人間です。
それからもちろん生活もかかっています。

綺麗ごとではなく
一日仕事をしてその対価として
手にする「お金」がとても少ないのにも関わらず、
良い仕事を期待するのは無理が有ります。
そう考えると、実際に現場で作業する
職人が従業員か?を気にするよりも

彼らが、より「直接的」に「適正な」
対価を得ているか?を気にしたほうが
良いかもしれません。

「直接的」というのは
分かりにくいかもしれませんが
もし、彼らが「下請け」でなく
「孫請け」だったら

彼ら自身が手にできる対価は
中間に、間接的に入る
そういう会社に利益を抜かれることで
その分だけ減ってしまうことになります。

もし、総建築費に占める
「材料費」や「職人の手間賃」の
割合が高い家…つまり「原価率が高い家」
ほど良い家だと仮定するのなら

材料で言えば、中間に存在する
「問屋」を出来る限り減らすこと

そして職人さんの手間賃で言えば、
中間に存在する「工事会社」を
出来る限り排除することが大事になります。

昔からある建築業界の
「重層下請構造」というのが
やはり諸悪の根源だと思います。

LINE公式アカウント